• 本

実験犬シロのねがい 捨てないで!傷つけないで!殺さないで!

出版社名 ハート出版
出版年月 2001年3月
ISBNコード 978-4-89295-243-2
4-89295-243-5
税込価格 1,320円
頁数・縦 143P 22cm
シリーズ名 実験犬シロのねがい

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • この本はとある保健所にいる一匹の犬を女性が救い出す話です。この話は作り話ではなく実話です。僕も、この本を読んだとき、少し驚きました。国内で動物を使い、化粧品や薬品の効果を試しているのです。この救われた犬は、以前ひどい格好でした。手術された後、抜糸されないで、そな傷口から膿が出ている状態でした。しかし、救われてからは、けが生えそろい、ちゃんと犬らしくなりました。この本を読んで本当によかったと思いました。小さな思い付きでも、犬の命を救うというところまでに結びつくなんて思いませんでしたから。呼人中学校 職場体験学習研修生 シュルク

    (2015年9月16日)

商品内容

要旨

それは、クリスマス・イブの夜のこと。一匹の白い犬が星になりました…。その犬の名は、シロ。一年前、ある病院の実験犬として脊髄を削られ、手当てもされずに、死を待つばかりだったところを保護された犬でした。テレビや新聞に、そのことが大きく取り上げられると、日本中からシロへの励ましと、病院への抗議が殺到したのです…。これは、捨てられ、実験される犬たちと、そうした不幸な犬たちを救い続ける人々の実話です。小学校中学年以上向き。

目次

ぐっしょりぬれた赤ちゃん犬
犬を飼うって、どんなこと?
もらい手さがし
いなくなったチビ
保健所で
チビは助かったけど…
『かわいそうな象』より、かわいそうな実験動物
檻の中
おかしな犬たち
救出
がんばろうね、シロ
まごころが通じた
シロは吠えたのに
メリーの手紙

著者紹介

井上 夕香 (イノウエ ユウカ)  
東京生まれ。1975年「ハムスター物語」で第25回毎日児童小説新人賞に入選し、デビュー。87年「これがほんとの雑巾バケツ(発明)」で朝日新聞社賞、92年「魔女の子モッチ」で第1回小川未明文学賞に。この作品が学習研究社から出版され、中国で翻訳されて好評を博した。近作は「ばっちゃん」(小学館)「風のぱいよん」(実業之日本社)2000年「星空のシロ」(絵・葉祥明)で第9回けんぶち絵本の里大賞を受賞。当「実験犬シロのねがい」は「星空のシロ」の童話版。ヨルダン文化の会主催。講演、エッセイを通してヨルダン文化の紹介につとめている。在ヨルダン
葉 祥明 (ヨウ ショウメイ)  
熊本県生まれ。1990年「風とひょう」でボローニャ国際児童図書展グラフィックス賞受賞。96年「難民を助ける会」の地雷撤去キャンペーンに参加。キャンペーン絵本「サニーのおねがい 地雷ではなく花をください」、翌年「サニーカンボジアへ 続・地雷ではなく花をください」を出版。ほかに「あいのほし」「イルカの星」「ひかりの世界」「心に響く声」「静けさの中で マザーテレサへの手紙」など多数の作品がある。神奈川県北鎌倉に葉祥明美術館がある
野上 ふさ子 (ノガミ フサコ)  
地球生物会議、動物実験廃止・全国ネットワーク・代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)