• 本

「人の上に立つ人」の勉強

出版社名 三笠書房
出版年月 2002年4月
ISBNコード 978-4-8379-1952-0
4-8379-1952-9
税込価格 990円
頁数・縦 130P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 人の上に立って成功する人の考え方や知恵

    「物事には「アクセント」をつけろ」は、物事はすべて強弱をつけることによっ てバランスがとれるのだそうです。 職場の上司、部下の関係にしても、会社とクライアントとの関係にしても、この 強弱、抑揚、アクセントのようなものがあるとスムーズに進むのかもしれません。 こういう言葉の数々を味わうと、二百年前にタイムスリップした気持になりなが らも、いつの時代も変わらない大切な考え方や生きる姿勢があるということが改 めて分かるのではないでしょうか? 巻末に「言志四録」と「重職心得箇条」を書いた佐藤一斎氏の生涯が紹介されて います。 歴史を感じさせられるお話で、昔の「人の上に立つ人」が、いかに勤勉だったか がよくわかりますよ。

    (2006年4月23日)

商品内容

要旨

二百年後のいまなお、人の上に立つ人、指導者を目指す人の必読書として読みつがれている『言志四録』のエッセンスと『重職心得箇条』をいちばんわかりやすく現代語訳。

目次

第1部 『言志四録』を読む―先人は、この「60の知恵」で自分の壁を越えてきた!(永遠の「若さ、知力、意欲」を維持する秘訣
いつでも「気分よく」仕事をする方法
過去に未練をもたない、未来に気を揉まない
どんなときでも「目線」を下げない
伸びる人は、細かいことにも手を抜かない ほか)
第2部 『重職心得箇条』を読む―人の上に立つ人の「器のつくり方・人の動かし方」17の秘訣(心に油断なく、軽挙をつつしめ
自分の好みで部下を使うな
断固、守るべきものは守り、変えるべきものは変えよ
前例、慣習にこだわるな
「転機」と「応機」に全神経をつかえ ほか)

おすすめコメント

成功する人は、こうして“自分の壁”を乗り越えていく!いい仕事をし、人に信頼・尊敬され、たくさんの富を得るための極めつきの「人生哲理」77項!

著者紹介

佐藤 一斎 (サトウ イッサイ)  
江戸時代後期の儒学者。美濃岩村藩に生まれる。当時の正統学派であった朱子学はもちろん陽明学、易学などにも造詣が深く、門下からは佐久間象山、横井小楠、中村正直などの英才を輩出。孫弟子に勝海舟、坂本龍馬、吉田松陰らがいる。明治維新に与えた影響は計り知れない。42歳のときに書きはじめた『言志四録』、55歳のときに書き下ろした『重職心得箇条』は、200年を経た今日でも「人の上に立つ人」、指導者をめざす人々に必読の書として高く評価されている
坂井 昌彦 (サカイ マサヒコ)  
1931年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。江戸期・明治大正期の歴史、文化、芸術の研究調査に傾注し、関係書籍も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)