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アフリカのいのち 大地と人間の記憶/あるプール人の自叙伝

出版社名 新評論
出版年月 2002年9月
ISBNコード 978-4-7948-0574-4
4-7948-0574-8
税込価格 4,180円
頁数・縦 492P 22cm

商品内容

要旨

偉大な語り部がつむぐ知られざるアフリカとそこに棲む人々の生きた歴史。自然がもたらすあらゆる知識、家族や友への愛、共同体の絆、祖先への畏敬の念、異なる伝統を持つ人々と心を交わす喜び。われわれがいつからか失ってしまった「いのち」の泉がここにある。

目次

第1章 ルーツ
第2章 カディジャ、私の母
第3章 流刑
第4章 バンディアガラへの帰還
第5章 白人学校にて
第6章 カティ、軍隊の街
第7章 バマコ、最後の学業

出版社
商品紹介

アフリカの人々の習俗・自然観・神への意識・先祖の歴史・呪術や予言が当たり前のこととして存在する世界を克明に描く。

著者紹介

バー,アマドゥ・ハンパテ (バー,アマドゥハンパテ)   B^a,Amadou Hamp^at´e
西アフリカ・マリが生んだ偉大な作家・歴史家であり、哲学者、民族学者、詩人そして語り部でもある。呪術と超自然に満ちた、奇想天外でありながらも事実に即したアフリカの物語を数多く遺した。1900年、マリのバンディアガラにプール人の子として生まれ、コーラン学校、白人学校などを修了後、マリや隣国オート・ヴォルタ(現在のブルキナ=ファソ)で公務員、通訳、秘書などを務めたあと、1942年頃から黒アフリカ・フランス学院で仕事を始める。51年にはユネスコの給費生として1年間フランスに留学。以後もたびたび渡仏し、フランスの海外ラジオ放送などにかかわる。その後マリに戻り、マリ人文科学協会を設立。その会長を務めながら、1991年アビジャンで没するまで、プール人の伝承文学などの研究に携わり、数々の物語の発掘・紹介にあたった。プール人の秘儀やアフリカにおけるイスラムを紹介した著作のほか、類いまれな物語の数々で世界を魅了しつづけている
樋口 裕一 (ヒグチ ユウイチ)  
1951年大分県に生まれる。早稲田大学第一文学部卒業後、立教大学大学院博士課程修了
山口 雅敏 (ヤマグチ マサトシ)  
1967年群馬県に生まれる。中央大学大学院修士課程修了。フランス文学専攻。現在、中央大学非常勤講師などを務める。専門領域はフランス現代文学
冨田 高嗣 (トミタ タカツグ)  
1968年東京都に生まれる。中央大学大学院修士課程修了。フランス文学専攻。現在、中央大学非常勤講師などを務める。専門領域はフランス演劇(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)