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てのひら島はどこにある

新・名作の愛蔵版

出版社名 理論社
出版年月 2003年3月
ISBNコード 978-4-652-00515-6
4-652-00515-6
税込価格 1,320円
頁数・縦 184P 22cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 虫ぎらいの私ですが、こんな虫ならいてほしい!!

    担当になってから約3 年、児童書でおすすめを、と考えると、どうしても自分が子どもの頃に好きだった物語が思い浮かびます。本書はその中でも特別で、私に物語の楽しさを教えてくれた恩人のような存在です。私たちの世界のすぐ近くで、目には見えないけれど生きている、不思議な虫たち。いるはずないと思っていても、もしかして、と期待させてくれるファンタジーです。難しい言葉や設定は出てこない、あくまで日常を舞台にした物語なので、ファンタジーが苦手という方にもおすすめです。(ミシマ社『THE BOOKS』より転載)

    (2013年3月11日)

商品内容

要旨

永遠の少年の日。あの夏のファンタジーは今も続いている。いたずらぼうずの太郎は、自分に似ているいたずら虫のクルクルをはじめ、たくさんの虫の神さまたちが住むてのひら島を想像する。豊かな想像力が生んだファンタジーの名作。「だれも知らない小さな国」の原型、待望の復刊。

著者紹介

佐藤 さとる (サトウ サトル)  
1928年、神奈川県横須賀市に生まれる。童話創作を志し、1950年に同人誌「豆の木」同人となる。59年、『だれも知らない小さな国』で毎日出版文化賞、日本児童文学者協会新人賞、国際アンデルセン賞国内賞を受賞。67年、『おばあさんのひこうき』で野間児童文芸賞、他受賞
林 静一 (ハヤシ セイイチ)  
1945年、満州(現・中国東北部)に生まれる。イラストレーター、画家。アニメーターとして仕事を始め、漫画雑誌「ガロ」に作品を発表。独自の世界を確立する。84年、絵本『ねこのしゃしんかん』(森山京文)でボローニア国際児童図書展エルバ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)