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「わたしの世界」から「わたしたちの世界」へ 葛藤を通した子どもたちの育ち

21世紀保育ブックス 14

出版社名 フレーベル館
出版年月 2003年9月
ISBNコード 978-4-577-80286-1
4-577-80286-4
税込価格 1,320円
頁数・縦 213P 19cm

商品内容

要旨

本書は、子どもたちが、自分という意識にめざめてから、社会で生きていくための力を獲得していく過程において、乳幼児期にどのようなみちすじを歩むことが重要であるか、個から家庭、さらに集団へと人間関係が変化していくプロセスでの心の変遷、成長のエネルギーがどのように生まれ、培われていくかを、見ていくものである。

目次

第1章 「わたしの世界」のなりたち(家庭とは?―「人がなぜ生きるか」を示唆する所
自我のめばえと自己主張の始まり―自分なりの心の世界の誕生 ほか)
第2章 「わたしたちの世界」へ―幼児の友だち関係はどう育まれるか(けんかを通して育つもの
日々の生活で交わし合う感情交流を豊かに―友だちの承認 ほか)
第3章 激しい葛藤をくぐり抜け、成長する―乱暴な言動をくり返した一人の子どもの育ちを追って(子どもの体と心のおかしさ
じん君の入園と保育者の悩み ほか)
第4章 友だちができにくい子どもへの対応(自我の育ちが弱い子
自分の世界にこだわり友だちを受け入れない子 ほか)
第5章 幼児の仲間関係や集団の育ちを支える保育(いろいろなグループづくりとその活動
集団だからこそできる体験 ほか)

著者紹介

今井 和子 (イマイ カズコ)  
20数年間、東京と川崎の公立保育園で保育士として働き、子どもの“ことば”を柱とした実践研究を積み重ねる。保育所を退職後、十文字学園女子短期大学、お茶の水女子大学非常勤講師を経て、現在は東京成徳短期大学教授。「全国こどもとことば研究会」代表
神長 美津子 (カミナガ ミツコ)  
幼稚園に20年勤務し、その後、文部省初等中等教育局幼稚園課教科調査官となり、幼稚園教育要領の改訂、実施などの仕事をする。国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)