• 本

鋼鉄のシャッター 北アイルランド紛争とエンカウンター・グループ

出版社名 コスモス・ライブラリー
出版年月 2003年12月
ISBNコード 978-4-434-03994-2
4-434-03994-6
税込価格 1,760円
頁数・縦 158P 19cm

商品内容

要旨

ロジャーズの先駆的エンカウンター・グループの記録。北アイルランド紛争は、英国が12世紀にアイルランド島を支配して以来続いていた。貧しいカトリックと裕福なプロテスタント。何世紀にも渡った憎しみ合い。紛争は泥沼化していた。1972年、ロジャーズらは、北アイルランドの首都ベルファーストから来たプロテスタント4名、カトリック4名、英国陸軍退役大佐1名と、3日間24時間のエンカウンター・グループをもった。本書はその記録であり、社会的・国際的紛争解決への示唆を与えてくれるであろう。

目次

構想
グループの参加者集め(第二のスタート)
エンカウンター・グループ(メンバー
第1段階「ツアー(周遊)」 ほか)
物語のその後(北アイルランド再訪とフォローアップ調査
参加メンバーのその後)
付録(本プロジェクトの最初の計画書(アイルランドのイエズス会からの提案)
正式に提案された計画書(CSPからの提案) ほか)

著者紹介

ライス,パトリック (ライス,パトリック)   Rice,Patrick
カトリック派イエズス会神父、CSP(カリフォルニア州ラホイヤのCenter for Studies of the Person)スタッフを経て、現在個人開業。心理学博士。カール・ロジャーズによって深く影響された人生を歩む。セラピストとしての人間的成長、組織内の個人とチームの交流、コーチングによる経営者のヒューマニスティックなリーダーシップ技能の促進などで活躍中。カリフォルニア州パラ・アルトに妻のクレアと住み、仕事の合間には10人の孫たちと遊んだり、ルシール・パッカード子供病院の集中治療室で、ボランティアとして「cuddler」(愛情をこめて抱いてやる人)もしている
畠瀬 稔 (ハタセ ミノル)  
京大大学院教育学研究科博士課程修了。教育学博士。1967〜69年の2年間、カール・ロジャーズ博士のもとへ留学。現在、KNC(関西人間関係研究センター)代表、京都女子大学名誉教授
東口 千津子 (ヒガシグチ チズコ)  
大阪教育大学大学院教育学研究科修了。大阪府英語科教諭を経てオーストラリアで多文化教育・英語科教授法を専攻、日本語教育、留学生教育に携わる。異文化接触の心理とアイデンティティ、多文化共生、パーソン・センタード・アプローチを研究テーマとする。現在、学校法人山口学園ECC国際外語専門学校で学生相談・カウンセリング、グループワーク、NPOとの協働のコースづくりを通して、個人・グループ・社会の相互作用と発達について考える。異文化間教育学会、日本心理臨床学会、日本人間性心理学会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)