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トーマス・マンと一九二〇年代 『魔の山』とその周辺

出版社名 人文書院
出版年月 2004年5月
ISBNコード 978-4-409-14055-0
4-409-14055-8
税込価格 3,740円
頁数・縦 286P 22cm

商品内容

要旨

反デモクラシーからデモクラシー支持へ。1920年代におけるトーマス・マンの“転向”と、高揚するファシズムへの“抵抗”を、その作品と時代の精緻な分析によって解き明かす。文学、政治、思想から迫る、マン研究の新局面。

目次

第1章 小説『魔の山』―ハンス・カストルプの物語
第2章 “非政治的人間”の政治遍歴―一九二〇年前後のマン
第3章 一九二二年―“転向”をめぐって
第4章 『魔の山』と時代
第5章 昼と夜と―一九二〇年代後半のマン
第6章 魔法を解かれた山―マンとF.G.ユンガー
第7章 “結び”にかえて

著者紹介

友田 和秀 (トモダ カズヒデ)  
1958年京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、奈良県立医科大学助教授。京都大学博士(文学)。ドイツ文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)