
深川黄表紙掛取り帖
講談社文庫
出版社名 | 講談社 |
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出版年月 | 2005年11月 |
ISBNコード |
978-4-06-275254-1
(4-06-275254-9) |
税込価格 | 692円 |
頁数・縦 | 393P 15cm |
書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
人気時代小説作家、山本一力氏の新シリーズ登場。舞台は五代将軍綱吉の元禄、武士から町人へと文化の花開き、江戸の町もその抱える人口を増して来た時代。急速に拡大する江戸の町で、よろずもめごと解決を請け負うのが、定斎(夏負けに効く強壮剤)売りの蔵秀をリーダーとする四人衆。これら四人の特徴は、腕力ではなく、頭を働かせた知恵でもめごとを解決するところ。まさに武士から町人への移行期、成熟していない町人社会の隙をつき、ずるいことして一儲けを企む悪い成金商人をとっちめるのが本書のストーリー。元禄時代は綱吉の悪政で町人が迷惑したという印象があったが、この作品には少しもそれが感じられない。むしろ、生き生きと江戸の町で活躍する町人たちのたくましさが目に付く。締め付けが厳しいほど抜け道が多様化する、そこにドラマを見出した著者会心の1冊(のり)
(2007年12月11日)
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商品内容
要旨 |
カッコイイ奴らが、金に絡んだ江戸の厄介ごとを、知恵で解決する裏稼業。定斎売りの蔵秀、長身男装の絵師・雅乃、文師・辰次郎、飾り行灯師・宗佑の若い四人が力をあわせ、豪商・紀伊國屋文佐衛門とも渡り合う。大店が桁違いに抱えた大豆を、大掛かりなアイディアで始末する「端午のとうふ」、他4編を収録。 |
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出版社・メーカーコメント
元禄の世の厄介事を、四人組が鮮やかに解決江戸の厄介事、よろず引き受けます。定斎売りの蔵秀と仲間たちの裏稼業。けた違いに抱えた大豆を、大掛かりな仕掛けで始末する「端午のとうふ」、他4編を収録。