
正当化の理論 偉大さのエコノミー
出版社名 | 新曜社 |
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出版年月 | 2007年2月 |
ISBNコード |
978-4-7885-1032-6
(4-7885-1032-4) |
税込価格 | 6,820円 |
頁数・縦 | 498P 22cm |
商品内容
要旨 |
他者との共存はいかにして可能か?人々を不和から合意へと至らせる「正当化」の道筋をたどり、個と、個を超越する原理との間に切り結ばれる共通の「偉大さ」という価値を尺度に「市民体モデル」を構築し、人間科学における倫理の復権を唱える。 |
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目次 |
われわれはいかにしてこの本を書いたか |
出版社・メーカーコメント
本書を読まれる方々は、以下の頁において、自分たちが慣れ親しんだ存在に遭遇しないことに何らかの困惑を感じられるかもしれない。社会科学や、今日の社会に流通する多数の数値データによってわれわれが慣れ親しんだ、集団、社会階級、労働者、幹部、若者、女性、有権者などがまったく現れないのである。経済学が個人と呼ぶ、認識や選好の土台として用いられる特性のない人間もまるで現れない。・・・中略・・・本書は集団、個人、あるいは登場人物には乏しいが、そのかわり多数の存在で溢れている。すなわち、時には人間存在、時には事物と言う存在であり、それらが登場する際の地位〔状態〕が同時に規定されなければ、決して出現しないような存在である。われわれが後で〔状況〕と呼ぶものを構成するこれらの〈地位=人間〉と〈地位=事物〉との関係が、本書の対象である。(「序章」より)