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「あたりまえ」が難しい時代の子育て支援 地域の再生をめざして

21世紀保育ブックス 20

出版社名 フレーベル館
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-577-80308-0
4-577-80308-9
税込価格 1,320円
頁数・縦 132P 19cm

商品内容

要旨

「ここに来ると、ほっとする」。日本初の大学立子育て支援センターである、東横学園女子短期大学子育て支援センター「ぴっぴ」は、開設後2年半で利用者数が7万人を超え、その数は増える一方です。なぜ、「ぴっぴ」は子育て中の親から支持されるのか?親子には、どのようにかかわっているのか?中心スタッフである著者たちが、現場のエピソードを織り交ぜながら、育児困難な時代の親子が笑顔をあふれさせている「ぴっぴ」の秘密を明らかにします。

目次

第1章 現代の親の実情(子育ては簡単?
子育てに効率性はない)
第2章 日本初、大学設立の常設子育て支援センター「ぴっぴ」誕生秘話(事件の第一現場は、学生食堂
キャンパスに乳幼児が毎日やってくる―学生と「ぴっぴ」 ほか)
第3章 子どもが親を育てる場所(「今、ここ」で成長する、子どものすごさ
親も子もいろいろな人を、見る、かかわる ほか)
第4章 親と子を「つなぐ」、地域の多世代を「つなぐ」(親と子が交流するオモチャ
ママやパパが突然、黙ってどこかに行かなくなった? ほか)
第5章 子育ての難しい時代〜社会で子どもを育てることの意義(変わる子育て環境
「あたりまえ」の子育てのために ほか)

著者紹介

小川 清美 (オガワ キヨミ)  
東京都江戸川区生まれ。東京学芸大学教育学部幼稚園教育教員養成課程卒業後、お茶の水女子大学大学院修士課程(児童学)修了。松山東雲短期大学をはじめ、秋草学園短期大学、埼玉純真女子短期大学児童教育学科教授を経て、現在東横学園女子短期大学保育学科教授ならびに東横学園女子短期大学子育て支援センター「ぴっぴ」室長。もともとの研究テーマは子どもの「伝承あそび」。その後、年子の娘を持つ自身の体験から「親の育児不安の克服」についての研究が加わる。児童館などで開催される「幼い子どもを持つ親の会」にかかわる中で、親(特に母親)が子育てを楽しんでいない事例を知り、「子育てって本当は楽しいのよ」ということを伝えたいと考え、「ぴっぴ」を開設する
土谷 みち子 (ツチヤ ミチコ)  
東京都台東区生まれ。日本女子大学大学院文学研究科教育学専攻修了。東京都幼稚園教諭、保育園専門学校講師を経て、民間の小平記念日立教育振興財団日立家庭教育研究所(横浜市)に17年6か月勤務。その間、親子関係や乳幼児期からのメディア過剰接触と子どもの発達への影響などに関する研究活動と並行して、実践活動として親子教室を運営し、子どもの発達援助や親の子育て相談、また親の学習プログラムの開発に携わる。その後親子の関係性や育ちの援助に保育者養成の重要性を認識し、東横学園女子短期大学助教授を経て教授。専門は保育学・発達心理学、臨床保育学。臨床発達心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)