• 本

心を伝えるケアの言葉80 介護・看護のための

介護・看護のための

出版社名 丸善
出版年月 2007年6月
ISBNコード 978-4-621-07864-8
4-621-07864-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 205P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 言葉は心に効く良薬です

     私たちの心は、ウキウキ、わくわく、ドキドキ、明るい、暗い、怖いなど色々な状態になります。ひとつの言葉が、その時々の心にふれ凶器となる事もあれば、絶望から救われ元気と勇気の源にもなるものです。私の何気ない一言に傷ついた人がいないだろうか?どんな言葉で気持ちを伝えればよいのだろう?たくさんの悩みを抱え苦しんでいる人に対してはもちろん、日常的にも人と接する場合の良好なコミュニケーションの仕方のヒントがたくさんつまっています。

    (2007年7月3日)

商品内容

要旨

言葉は生き物です。何気ないひと言が「凶器」になることもあれば、「無言」や「無視」という形で相手にダメージを与える場合もあります。一方で、ひとつの言葉が人の心を潤し、絶望から救い、勇気づけるパワーを持っていることも、私たちは知っています。高齢者の介護や病気・けがに苦しむ人、心のバランスを崩してしまった人、悩みを抱えた子供たちなど、さまざまな事例を挙げて、人と人との関係を円滑にする「ケアの言葉」を集めました。この本のなかに、あなたの気持ちや状況を変えるヒントがきっと見つかるでしょう。

目次

第1章 疲れない、疲れさせない老人介護のための「ケア言葉」(忘れても大丈夫よ。私が覚えているから。―物忘れがひどくなってきた母親に
自分を責めないでくださいね。―“自分は厄介者”だと思い詰めている患者さんへ ほか)
第2章 病気、ケガ、死。焦りや不安、悲しみを緩和する「ケア言葉」(自分の手で食べたほうが、きっとおいしいですよ。―生活リハビリに意欲のわかない人へ
また、一緒に散歩しようね。―リハビリ中の高齢者へ ほか)
第3章 お見舞いで言いたい、ちょっと気の利いた「ケア言葉」(お見舞いに来るきっかけになるから、何でも頼んでね。―骨折で入院中の友人へ
疲れていたり、具合が悪かったら、遠慮なく断ってね。―入院している友人へ、メールでお見舞いの打診をする ほか)
第4章 プチうつ、ストレス、不安を訴える身近な人への「ケア言葉」(ズル休みじゃないよ。具合が悪いときに休むのは当たり前!―明らかに異変が起きているのに「会社は休めない」とがんばる夫へ
「今夜は何が食べたい?」と聞かれたら、カレーがいいと答えて!―ストレス症候群の奥さんを持つ友人へ ほか)
第5章 ニート、引きこもりetc…。傷ついた子供への「ケア言葉」(お母さんもダイエットに協力するわよ。―部屋に引きこもって、食事を一緒にとらない娘に
それは辛かったね。―引きこもりがちの子供が、傷ついて帰ってきた ほか)

出版社
商品紹介

看護・介護の現場で、効果的や、言ってはいけない“言葉”を様々な事例でまとめた、人と人との関係を円滑にする「ケア言葉」実践書。

著者紹介

野川 とも江 (ノガワ トモエ)  
現在、埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科長・教授。関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院)、埼玉県草加保健所、埼玉県立短期大学(埼玉県立大学短期大学部に改称)を経て、2004年4月から埼玉県立大学保健医療福祉学部に異動、現在に至る。4半世紀にわたり、地域看護、在宅看護教育の実践活動を続ける一方、県内の訪問看護師養成に初期から関わる。日本在宅ケア学会理事、日本認知症ケア学会評議委員などの要職を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)