• 本

のぼうの城

出版社名 小学館
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-09-386196-0
4-09-386196-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 333P 20cm
無題ドキュメント
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書店レビュー 総合おすすめ度: 全3件

  • 映画化が楽しみ

    エンタテイメント歴史小説の傑作。とにかく面白い。のぼう様の決断のシーンでは、思わず胸が高鳴る。

    (2009年6月26日)

  • でくのぼうでいいじゃないか!!

    いざというときに頼れるヤツ。それが『のぼう』だ。こんな人が近くにいたらイヤだけど、きっとやっぱり協力しちゃう。そんなほっておけないヤツなのだ。こういうの人徳っていうんだろうか??戦国ものでとっつき難いと思われがちですが、読み始めたらジェットコースターに乗っているかのよう。さあ、一緒に『のぼう』と闘おう!!!

    (2009年3月22日)

  • のぼう様・・・、こんな頼りない城代がいたら。

    のぼう様・・・、こんな頼りない城代がいたら。 とは言っても武将や領民に愛されてやまないそんなのぼう様が 石田光成の水攻めにやられて落城しそうになった際に単身小舟の上 で踊った田楽踊りの滑稽さと畏怖すべき凄みときたら。 なぜか松本城のお堀にのぼう様の田楽踊りがフィードバックされて 夢にまで出てきました。 のぼう様とその取り巻きの武将達死なないで、城を守ってくれー と思ったり、一方で攻めてである石田光成とその仲間達の終盤 に武士魂を感じたり。素人にも時代小説ってこんなに面白いんだと 感じさせてくれる一冊でした。

    (2008年5月29日)

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商品内容

要旨

時は乱世。天下統一を目指す秀吉の軍勢が唯一、落とせない城があった。武州・忍城。周囲を湖で囲まれ、「浮城」と呼ばれていた。城主・成田長親は、領民から「のぼう様」と呼ばれ、泰然としている男。智も仁も勇もないが、しかし、誰も及ばぬ「人気」があった―。

出版社
商品紹介

城戸賞受賞、注目の大型新人脚本家が自ら小説化。駄目だが人間臭い魅力で衆人を惹きつける英傑像を提示した、新しいエンタテインメント小説。

おすすめコメント

【2009年 本屋大賞 第2位】 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかで最後まで落ちなかった支城があった。武州・忍城。周囲を湖で取り囲まれた「浮き城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約2万の大軍を指揮した石田三成の水攻めにも屈せず、僅かの兵で抗戦した城代・成田長親は、領民たちに木偶の棒から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。城代として何ひとつふさわしい力を持たぬ、文字通りの木偶の棒であったが、外見からはおおよそ窺い知れない坂東武者としての誇りを持ち、方円の器に従う水のごとき底の知れないスケールの大きさで、人心を掌握していた。武・智・仁で統率する従来の武将とは異なる、新しい英傑像を提示したエンターテインメント小説。 カバー・イラストはオノ・ナツメ。

出版社・メーカーコメント

戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかで最後まで落ちなかった支城があった。武州・忍城。周囲を湖で取り囲まれた「浮き城」の異名を持つ難攻不落の城である。秀吉方約2万の大軍を指揮した石田三成の水攻めにも屈せず、僅かの兵で抗戦した城代・成田長親は、領民たちに木偶の棒から取った「のぼう様」などと呼ばれても泰然としている御仁。城代として何ひとつふさわしい力を持たぬ、文字通りの木偶の棒であったが、外見からはおおよそ窺い知れない坂東武者としての誇りを持ち、方円の器に従う水のごとき底の知れないスケールの大きさで、人心を掌握していた。武・智・仁で統率する従来の武将とは異なる、新しい英傑像を提示したエンターテインメント小説。カバー・イラストはオノ・ナツメ。

著者紹介

和田 竜 (ワダ リョウ)  
69年12月、大阪府生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。03年に、本作と同内容の「忍ぶの城」で、脚本界の大きな新人賞である「第29回城戸賞」を受賞。小説は、『のぼうの城』がデビュー作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)