• 本

春の窓 安房直子ファンタジスタ

講談社X文庫 あL−01 white heart

出版社名 講談社
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-06-286578-4
4-06-286578-5
税込価格 693円
頁数・縦 237P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 春の木漏れ日の中で読みたい、美しくも優しい短編集

    気になった本はすぐに買ってほしい! と思うのは私が書店員だからかもしれません。しかし今回ご紹介する本も、たまたま入った書店で見かけたときに買っていなければ、一生読むこともなかったのかもしれません。本との出会いもまた、一期一会なのだと思います。『春の窓』は児童文学作家・安房直子さんの短編集。ちょっと不思議で、心が温かくなるお話がキュッと詰まっています。私のお気に入りは冒頭の短編「黄色いスカーフ」。読み返すたびに当時飼っていた愛猫を思い出し、せつなさで涙するのでした。(ミシマ社『THE BOOKS』より転載)

    (2013年3月14日)

商品内容

要旨

ある寒い冬の日、売れない絵描きの部屋をたずねてきたふしぎな猫の魔法で、壁に描いた「窓」のなかでは、毎日暖かい春の風景がひろがる。そこに絵描きは思いがけないものを見つけ…(「春の窓」)。あなたを、知らぬ間に、身近な日常の空間から、はるかな空想の時間へと連れゆく、安房直子のメルヘン。「北風のわすれたハンカチ」「あるジャム屋の話」など、心がほぐれ、やすらぐ、十二作品を収録。

おすすめコメント

忘れていた貴女自身のこころがよみがえる!今、ここで生きていることの意味を見失いそうになったとき、この本を手にとってみてください。別の世界に生きているあなたが、きっとどこかに見つかります。

出版社・メーカーコメント

忘れていた貴女自身のこころがよみがえる! 今、ここで生きていることの意味を見失いそうになったとき、この本を手にとってみてください。別の世界に生きているあなたが、きっとどこかに見つかります。

著者紹介

安房 直子 (アワ ナオコ)  
1943年、東京生まれ。日本女子大学国文科在学中より数多くの美しい物語を発表。野間児童文芸賞他、多数の賞を受ける。1993年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)