• 本

小暮写眞館

出版社名 講談社
出版年月 2010年5月
ISBNコード 978-4-06-216222-7
4-06-216222-9
税込価格 2,090円
頁数・縦 716P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • じんわりとくる物語

    小暮写真館という相当年季の入った建物を自宅に持った花菱英一はここに越してきてから何かと『心霊写真』らしきものの捜索に引き込まれる。そんな中でであった垣本順子とのやりとりが、じんわりとじんわりと体の中に落ちていく。桜の花と菜の花の咲くころ物語は終わるとても気持ちのいい物語。

    (2010年5月28日)

  • 圧倒的におもしろい!

    なんでこんな分厚い本がかけるのでしょう?それが一番最初の感想です。
    でも、4つの話しから成っているので、予想に反して読みやすいです。
    息つくまもなく、いろんな事件が。
    古い写真館跡地に家族が引っ越してくるところから物語がはじまり、
    主人公はそこの高校生の男の子です。
    ちょっと「マサの事件簿」あたりを思い出す感じ。
    読み進むうちにどんどん宮部みゆきの掌中で転がされてゆく感じです。

    (2010年5月17日)

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商品内容

要旨

もう会えないなんて言うなよ。あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。ようこそ、小暮写眞館へ。3年ぶり現代エンターテインメント。

出版社・メーカーコメント

物語のすべてが詰まった700ページの宝箱著者3年ぶり現代エンターテインメント長編。

著者紹介

宮部 みゆき (ミヤベ ミユキ)  
1960年生まれ。東京都出身。87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。92年『龍は眠る』で日本推理作家協会賞長編部門、同年『本所深川ふしぎ草紙』で吉川英治文学新人賞。93年『火車』で山本周五郎賞。97年『蒲生邸事件』で日本SF大賞。99年『理由』で直木賞。2001年『模倣犯』で毎日出版文化賞特別賞、02年司馬遼太郎賞、芸術選奨文部科学大臣賞文学部門。07年『名もなき毒』で吉川英治文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)