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往生の極意

出版社名 太田出版
出版年月 2011年7月
ISBNコード 978-4-7783-1265-7
4-7783-1265-1
税込価格 1,760円
頁数・縦 269P 20cm

商品内容

要旨

日本宗教史に通暁する著者が、様々な生死観、往生観を紹介しながら、一人一人がそれぞれの死=往生を吟味するように促す、今こそ、老若男女が傾聴すべき「メメント・モリ(死を想え)」。

目次

第1章 断食往生―西行の最期
第2章 焼身往生―藤井日達など
第3章 自然法爾―親鸞の往生観
第4章 隠れ往生―一休の場合
第5章 念仏往生―蓮如と一遍
第6章 土葬の提言―葬送の意味の再発見
第7章 惚け往生―良寛・法然・親鸞
第8章 デクノボー往生―宮澤賢治
補章 抑圧された神秘体験―賀川豊彦

おすすめコメント

●死の影が色濃い現代社会にあって、碩学が語る往生の作法 「あなたは、何を頼りに、死にますか」 ・西行、親鸞、良寛、宮沢賢治など、多くの先達の死に方と死についての智恵を参照しながら、現代人の「死のセンスの洗練」を教示する、画期的な往生論。・かつて宮沢賢治は、「宗教は疲れ、科学は冷たく暗い」として、デクノボーの生き方と死に方を見出した。では、私たちは、どんな死に方を選ぶのか。著者は「惚け往生」という方法もあるといい、様々な先行例を提示してやまない。

著者紹介

山折 哲雄 (ヤマオリ テツオ)  
1931年、サンフランシスコ生まれ、岩手県花巻市で育つ、宗教学者。東北大学文学部卒業。国立歴史民俗博物館教授、国際日本文化研究センター教授、同所長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)