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炭鉱(ヤマ)に生きる 地の底の人生記録 画文集 新装版

出版社名 講談社
出版年月 2011年7月
ISBNコード 978-4-06-217171-7
4-06-217171-6
税込価格 1,870円
頁数・縦 214P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 福岡が生んだ日本初の「世界記憶遺産」です

    小笠原諸島や平泉と並んで今春ユネスコの世界遺産に登録された元炭鉱夫・山本作兵衛さんの画文集、新装版で再出版されました。丁寧に、緻密に描かれたヤマの暮らしや仕事ぶり。絵日記のように鮮明で、山本さんご自身の記憶を頼りに閉山後描かれたものだということが信じられないくらいです。過酷な労働状況も、休日の娯楽も、キツネに化かされた話も、すべて変わらない筆致で描いてある、本当に本当に貴重な記録だと感じました。

    (2014年3月31日)

商品内容

要旨

日本初の快挙、「世界記憶遺産」登録。世界が認めた「ヤマ人の記憶」。

目次

1 ヤマの生活
2 ヤマの米騒動
3 ヤマの労働

出版社
商品紹介

「人類の記憶の殿堂」に収められた明治・大正期の炭鉱の姿が再びよみがえる。山本作兵衛翁が描いた画文集に、宮本常一氏、南伸坊氏らの追悼文を加え、緊急復刊。

著者紹介

山本 作兵衛 (ヤマモト サクベエ)  
明治25年(1892)福岡県嘉穂郡の生まれ。七歳のころから坑内に入り、以来五十余年、働くヤマが閉じられるまでひとすじに筑豊のヤマに生き抜いてきた。昭和33年に「ヤマの姿を記録して孫たちに残しておこう」と絵筆をにぎり、明治・大正・昭和三代のヤマの姿を丹念にうつしはじめる。昭和59年(1984)、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)