• 本

表現の自由とメディア

出版社名 日本評論社
出版年月 2013年1月
ISBNコード 978-4-535-51947-3
4-535-51947-1
税込価格 4,730円
頁数・縦 263P 22cm

商品内容

要旨

危機に立つメディアの自由を検証する。NHK番組改変事件で明るみに出たように、メディアの自己規制、事実上の検閲は表現の自由に背馳するかたちで深刻化している。ネット化が進むなかで、市民のアクセス、公平原則、反論権、取材源秘匿等を位置づけながら、メディアが社会的責任を果たす方途を探究する。

目次

第1部 メディアの自由とは何か(表現の自由とメディアをめぐって―考える手がかりとして
英国におけるプレスの検閲―プレス規制再考)
第2部 表現の自由とメディアをめぐる論点(インターネットにおける人権侵害の救済―反論権を中心に
日米の新聞にみる情報源をめぐる課題
「暴力的ゲーム」の規制と表現の自由―有害表現規制におけるカテゴリー審査と利益衡量
青少年保護と表現規制に関する一考察―韓国の青少年保護法を中心に
裁判員裁判における取材・報道の制約とメディアの役割
テレビ番組制作現場の構造と自由―「現場の自由」の視点から)

出版社
商品紹介

マス・メディアにおける表現の自由を思想史的に検討したうえで、ネット時代の反論権、新聞の情報源等、重要課題を論究する。

著者紹介

田島 泰彦 (タジマ ヤスヒコ)  
1952年埼玉県生まれ。上智大学法学部卒業。早稲田大学大学院博士後期課程単位取得満期退学。神奈川大学短期大学部教授を経て、1999年4月より上智大学文学部新聞学科教授。専門は憲法、情報メディア法。毎日新聞社「開かれた新聞」委員会委員、放送と人権等権利に関する委員会委員なども歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)