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戦後歴史学と日本仏教

出版社名 法藏館
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-8318-5544-2
4-8318-5544-8
税込価格 4,180円
頁数・縦 381P 21cm

商品内容

要旨

帝国の廃墟の上に再構築される「日本仏教」!敗戦を経験した研究者一五人は「戦後」という新時代において、いかなる日本仏教像を示したか。総合的に考える画期的論文集。

目次

家永三郎―戦後仏教史学の出発点としての否定の論理
服部之総―「生得の因縁」と戦後親鸞論の出発点
井上光貞―焼け跡闇市世代の歴史学
圭室諦成―社会経済史の日本宗教研究
古田紹欽―大拙に近侍した禅学者
中村元―東方人文主義の日本思想史
笠原一男―戦後歴史学と総合的宗教史叙述のはざま
森龍吉―仏教近代化論と真宗思想史研究
柏原祐泉―自律的信仰の系譜をたどって
五来重―仏教民俗学と庶民信仰の探究
吉田久一―近代仏教史研究の開拓と方法
石田瑞麿―日本仏教研究における戒律への視角
二葉憲香―仏教の立場に立つ歴史学
田村芳朗―思想史学と本覚思想研究
黒田俊雄―マルクス主義史学におけるカミの発見

おすすめコメント

敗戦により「日本仏教」像はいかに再構築されたのか。戦後の歴史研究をリードした家永三郎、服部之総等15人の研究者の営みから考察。

著者紹介

クラウタウ,オリオン (クラウタウ,オリオン)   Klautau,Orion
1980年生まれ。専門は宗教史学(近代日本仏教)。東北大学大学院国際文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)