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変容する家族と新たな財産

出版社名 日本評論社
出版年月 2018年5月
ISBNコード 978-4-535-52326-5
4-535-52326-6
税込価格 6,160円
頁数・縦 289P 22cm

商品内容

要旨

かつて扶養制度として機能していた「家族」が衰退する一方で、雇用がもたらすさまざまな恩恵が「新しい資産」として登場した。もはや実質的な「資産」は伝統的な有体財産から個々人の権利や地位へと移行しつつある。そうした状況の中で現代の私法が果たすべき役割とは何か?米国法学界の泰斗が広大な視野に立って問いかける。

目次

第1部 新しい家族(家族の絆の衰退 結びつける絆
家族の絆の衰退 支援の絆)
第2部 家族・財産・法(家族法と財産)
第3部 新たな財産(変貌した法的絆
新しい財産とは結局は封建世界への回帰か?)

おすすめコメント

〈家族〉が扶養制度としての機能を喪失し、職業が〈新たな資産〉としての価値を纏う現代。私法の衰退への予見と警鐘の書。

著者紹介

グレンドン,メアリー・アン (グレンドン,メアリーアン)   Glendon,Mary Ann
1938年生まれ。ハーバード・ロースクールLearned Hand Professor of Law
新井 誠 (アライ マコト)  
1973年、慶應義塾大学法学部卒業。1979年、法学博士(ミュンヘン大学)。2006年、フンボルト賞受賞。中央大学法学部教授・筑波大学名誉教授・日本成年後見法学会理事長
紺野 包子 (コンノ ホウコ)  
1979年、東京大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)