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流浪の月

出版社名 東京創元社
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-488-02802-2
4-488-02802-0
税込価格 1,650円
頁数・縦 313P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全2件

  • 流浪の月

    広瀬すず、松坂桃李主演で映画化を決めた本屋大賞受賞作。恋愛とも友情ともせつなさとも言い難い、けれどもしっかりと強いつながりを感じる物語。不幸な出来事に遭遇する登場人物たちに感情移入してしまい、ちょっと息苦しくもなるような独特な雰囲気を醸し出す凪良作品をのぞいてみてください。映画を観る前にぜひお読みください。

    (2021年12月20日)

  • そこにあるのはやはり愛だと思う。

    こんな話をどうやって紡ぎ出すのだろう?凪良ゆうさん、インプット!
    これが読んだ後の一番の感想だ。今まで読んだことのない感じ。
    ただの恋愛小説ではない。歪んだ愛?ひとことでは言い表せない感情がそこにはある。
    グイグイと引き込まれていく。続きが気になってならない。
    父親の死後、自由奔放の母親に捨てられ、一人で生きていくことになった少女と、
    親の圧力に耐え、コンプレックスの塊の青年。そこにあるのはやはり愛だと思う。
    目が放せない作家さんの誕生です。

    (2020年4月9日)

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商品内容

文学賞情報

2020年 第17回 本屋大賞受賞

要旨

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい―。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

おすすめコメント

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人間を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

著者紹介

凪良 ゆう (ナギラ ユウ)  
滋賀県生まれ。“小説花丸”2006年冬の号に中編「恋するエゴイスト」が掲載される。翌年、長編『花嫁はマリッジブルー』で本格的にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)