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路面電車の神様、広島から宇都宮へ奇跡がつないだ14.6キロ

出版社名 JTBパブリッシング
出版年月 2025年6月
ISBNコード 978-4-533-16609-9
4-533-16609-1
税込価格 2,090円
頁数・縦 277P 20cm

商品内容

要旨

中尾正俊80歳、広島電鉄で路面電車一筋に生きてきた中尾が、次に挑んだのはLRTだった。なんだチンチン電車か。時代遅れといわれた路面電車。しかし、その路面電車が―宇都宮ライトレールが、今まちを変えていく。被爆者、原爆で家族を失った者の一人として、平和と命の尊さを胸に生きる中尾。そして中尾と共に力を尽くす人たち、昭和、平成、令和…レールはどこまでも続いていく。戦後80年軌道に刻まれたヒューマン・ノンフィクション。

目次

1部 広島 1944‐2015(原点 原爆と路面電車
復権 あのとき路面電車が蘇った
不屈 20年遅れのニッポン 国産初の完全超低床電車を開発せよ
時代 67歳の大学院生 3000枚のアンケート)
2部 宇都宮 2015‐2025(運命 1本の電話 日本初の全線完全新設LRTを開業させたい
大志 運転士になる 全国から集まった52人
難局 脱線事故 夜を徹した復旧作業
飛翔 出発進行 路面電車がLRTに進化した日)

出版社・メーカーコメント

焼け野原の広島に希望を灯した路面電車。その魂を75年ぶりの全線新規開業LRT(次世代型路面電車)「宇都宮ライトレール」に込めた中尾正俊。戦後80年、軌道に刻まれたヒューマン・ノンフィクション。【あらすじ】中尾正俊80歳。広島電鉄で路面電車一筋に生きてきた「路面電車の神様」中尾が、次に挑んだのはLRT(次世代型路面電車)だった。なんだチンチン電車か。時代遅れといわれた路面電車。しかし、その路面電車が――宇都宮ライトレールが、今まちを変えていく。被爆者、原爆で家族を失った者の一人として、平和と命の尊さを胸に生きる中尾。そして中尾と共に力を尽くす人たち。昭和、平成、令和…レールはどこまでも続いていく。

著者紹介

山中 利之 (ヤマナカ トシユキ)  
ノンフィクション作家・映像作家。1971年、栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学第二文学部演劇専修卒業。民放テレビ局で報道記者やニュースデスク、ドキュメンタリー番組のディレクターをつとめる。ハワイ沖でアメリカ海軍の原子力潜水艦が宇和島水産高校の実習船に衝突した「えひめ丸事故」、東日本大震災の津波被害、福島第一原発事故の海洋汚染などを取材、ドキュメンタリー番組を制作する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)