書店レビュー
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目を見張る極彩色の世界
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- 神奈川大学生協書籍部 (神奈川県横浜市神奈川区)
何度か拙レビューページで紹介させていただいている小学館のフィールド・ガイド
シリーズの一つ。順番は前後するが、本書は「淡水編」と対を成す「海水編」である。
熱帯域から寒帯域に至るまで、日本近海に分布する魚を、他のシリーズ同様に全て
美しい写真で紹介しているのが特徴である。
親しみやすさを強く感じた「淡水編」とは対照的に、「海水編」ではその魚たちの
ダイナミックさや、鮮やかな極彩色の世界に驚かされると共に、我々が「海」と聞いて
想像していた範囲の小ささを実感させられる。他方で、海というあまりにも広大な領域を
対象としているためか、逆に身近な魚について調べてみようとした時や、一つの魚種に
ついて詳しい説明を求める場合には些か不足を感じてしまうのは残念な点である。
しかし、前者については本シリーズの「海辺の生物」を併せて読む事である程度の
フォローが図れる点もあり、欠点以上に海の魚について広く知ることが出来る事は
メリットが多いように思える。淡水編、海水編そして海辺の生物と、3冊まとめて
魚好きの人にお勧めしたい。(2014年3月29日)
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商品内容
要旨 |
“観魚人”待望の臨場感あふれるフィールド図鑑。日本産海水魚では初の全編生態写真構成。収録数471種520点と、ダイバー、フィッシュ・ウォッチャー、釣り人たちの人気魚を網羅。自然派・行動派に必携の1冊。インドアでも遊べる超鮮明、充実のネイチャーガイドブック。 |
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出版社・メーカーコメント
日本の近海で見られる海水魚、約471種を鮮明なカラー生態写真で紹介した初心者から使える本格的なガイドブック。釣り人やダイバーはもとより、魚に興味のあるすべての人に必携。約520点のカラー中、ごく身近かな海で“新種”も発見された。文章も、著者の長年の体験をもとに書かれており、読むだけでも楽しい。