• 本

ロシア教会史

出版社名 恒文社
出版年月 1990年6月
ISBNコード 978-4-7704-0700-9
4-7704-0700-9
税込価格 6,942円
頁数・縦 523P 22cm

商品内容

文学賞情報

1990年 第26回 日本翻訳出版文化賞受賞

要旨

教会は「神の造り賜うた組織」ではなく、歴史的な過程を通してなんらの「超自然的な導き手」も「先験的な起動力」も持つものではない。むしろロシアの国民大衆を精神的にも経済的にも抑圧し続けた封建的な機構として存在したという社会的な意味づけを、具体的な歴史資料に基づいて証明する唯一不朽の名著。

目次

キリスト教の伝来と教会組織
分領封建時代の宗教と教会
封建的教会の危機とモスクワの中央集権化
ニコンの改革と分離派の始まり
17世紀後半の宗教的社会運動
農奴制時代の国家教会
商業資本とする古儀式派
農奴制時代の諸分派の活動
工業資本を地盤とする古儀式派と去勢派
農奴解放後の分派活動
国家教会の危機