• 本

おくりびと

ビッグコミックススペシャル

出版社名 小学館
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-09-182197-3
4-09-182197-9
税込価格 628円

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 映画『おくりびと』を、自身の作品『神童』や『コドモのコドモ』も映画化された、ヒューマンドラマコミックの名手・さそうあきらさんがコミック化した作品です。 加入していたオーケストラを失って無職で故郷に戻ってきた青年が、新聞広告に出された『旅のお手伝い』という見出しだけを見て就いた職業は、なんと『納棺師』。『旅』とは、『人生の旅立ち=死』。さまざまな最期の場面で、遺体を棺におさめていく納棺師。それは家族みんなに見守られて亡くなるような、幸せな死ばかりではありません。しかし、そんな最期でもできるだけしあわせな形でおくり出すのが、納棺師の仕事なのかもしれません。その仕事を通じて、人と人のつながり、生と死のつながり、人生の中でふだんそれほど意識しないことが見えてくる作品です。

    (2008年9月17日)

出版社・メーカーコメント

▼第1話〜▼第12(最終)話●主な登場人物/大悟(音楽で食べることを諦め、故郷・庄内へと帰って来たチェロ奏者。ひょんなきっかけから「納棺師」として働くことに)、美香(故郷へ帰る大悟に付いて来た妻)●あらすじ/東京で所属していたオーケストラが解散し、妻の美香とともに、生まれ故郷の山形へと帰ってきたチェロ奏者・大悟。雪深い庄内平野で仕事探しをしていた彼の目に飛び込んできたのは、「年齢問わず、高給保障」という社員募集のチラシだった。仕事内容は「旅立ちのお手伝い」。早速、その会社に連絡を取った大悟を待っていたのは…(第1話)。●本巻の特徴/亡くなった人を清め、棺に納める「納棺師」。あなたはこの職業を知っていますか…?本木雅弘・広末涼子・山崎努主演による話題の映画を、手塚治虫文化賞受賞作家の抒情派・さそうあきらが、オリジナルエピソードも含めてコミック化!