• 本

山菜

小学館のフィールド・ガイドシリーズ 12

出版社名 小学館
出版年月 1993年5月
ISBNコード 978-4-09-208012-6
4-09-208012-3
税込価格 1,925円
頁数・縦 263P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 驚きの山菜の世界への案内書

     山菜と聞いて我々が思い浮かべるのはどんなものだろうか。あるいはゼンマイ、
    あるいはワラビ…と、いかにも山菜然とした一群。観光地の土産物屋であったり、
    ちょっと品揃えに自信ありげなスーパーの店先に並ぶような物を想像するのが
    関の山…といった所ではないだろうか。

     本書は、これまでに拙レビューで度々紹介してきたフィールドガイドシリーズの
    特徴とも言える美しい写真と読み物としても楽しめる、平易な説明はそのままに、
    山菜の世界の広さを読者に伝え、その驚きの世界へと案内をしてくれる一冊である。
    本書では、様々な山菜がその分布によって町なか、郊外、海辺…と章を分けて紹介
    されており、特に町なか、郊外の山菜を取り扱う章では、普段見慣れた、あるいは
    どこかで見かけたことのある山野草が紹介され、「こんなものでも食べることが
    できたのか!」と驚かせてくれる。

     奥が深く、毒草という罠もある山野草の世界、経験なしに本書一冊で渡るのは些か
    勇気が要るかも知れないが、とかく読み物としても、興味深く楽しめる一冊である。

    (2014年5月31日)

商品内容

要旨

春―緑の萌え出る時、秋―木々が紅葉する季節、植物は柔らかな若葉や木の実で、私たちの食膳を賑わしてきてくれた。町なかで採れる身近な山菜から山や水辺の幸まで、利用できる葉・花・実を環境別に紹介。美しい生態写真と実際に収穫・調理した写真で、山菜とりの時期・場所から食べ方までを詳述。

目次

町なかの山菜
郊外の山菜
海辺の山菜
水辺の山菜
木の芽
木の花
木の実
山菜料理のポイント〔ほか〕

出版社・メーカーコメント

春、緑のもえ出る季節、秋、木々が紅葉する時、植物はやわらかな若芽や木の実を、昔から私たちの食膳に提供してくれます。町中で採れる身近な山菜から山や水辺の幸まで、利用できる葉・花・実を場所別に紹介。美しい生態写真、実際に収穫・調理した写真とわかりやすい解説で、山菜とりの時期・場所から調理・食べ方までを詳述します。持ち運びに便利、家で見ても楽しい実用図鑑です。