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愛する人を所有するということ

青弓社ライブラリー 14

出版社名 青弓社
出版年月 2001年7月
ISBNコード 978-4-7872-3186-4
4-7872-3186-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 209P 19cm

商品内容

要旨

そもそも人を愛するとはどういうことだろうか?どうして愛は他者を所有しようとしてしまうのか?自我は所有の求めをどう実現しようとするのか?愛する者は自我と愛と所有のトライアングルのなかで、苦悩と哀しみを身にまとう―。愛わめぐる心の動きを桜井亜美や山田詠美などの小説やAYUの歌のなかに、あるいはR・バルト、J=P・サルトル、D・ヒュームなどの哲学思想のなかにさぐり、私たちの存在そのものの核心へと肉薄する。愛する者たちのありふれた感覚と思いによりそいながら紡ぐ、深い探求と刺激的な挑発に富んだ思索。

目次

第1章 愛にふりまわされる自我―所有の企て
第2章 ココロとカラダ
第3章 嫉妬と所有
第4章 「愛するのが好き?愛されるのが好き?」―愛の能動と受動
第5章 「タイプ」への愛と「理由」の求め―対象愛と自己愛
第6章 愛と所有―所有的な愛と自我
第7章 従属の愛―被所有の所有
結びにかえて―愛からの逃避

著者紹介

浅見 克彦 (アサミ カツヒコ)  
1957年、埼玉県生まれ。北海道大学教員。専攻は経済学、社会思想史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)