• 本

失われた手仕事の思想

出版社名 草思社
出版年月 2001年9月
ISBNコード 978-4-7942-1074-6
4-7942-1074-4
税込価格 1,650円
頁数・縦 255P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 頑張っている職人さん

    著者は秋田県生まれの作家。ライフワークとしてふつうの日本人の生活を記録する。本書は、船大工や大阪の櫓・櫂(ろ・かい)職人など日本全国で数少なくなっている職人たちを紹介する。そして、職人たちが使う材料について、また、その手仕事の技を絶えることなく次の世代に伝えていった徒弟制度について考察する。手仕事の時代が終わった今、新しい倫理や職業観が必要だと著者は述べる。

    (2003年3月31日)

商品内容

要旨

おそらく最後の担い手になるであろう手仕事に生きる人々を全国に訪ね、彼らの現在の仕事、自然とのかかわり、どのように手業を学んだか、さらには職業的倫理観など、「職人」を通して現代日本の根本を考え直す。

目次

第1章 消えた職人たち(鍬や包丁を作る野鍛冶
柿屋根を葺く屋根屋 ほか)
第2章 輪廻の発想―尽きない材料(素材採集の季節
尽きない材料 ほか)
第3章 徒弟制度とは何だったのか(職人を育てる
師が父の場合 ほか)
第4章 手の記憶(新しい徒弟制度の試み
徒弟制度再考 ほか)

出版社
商品紹介

最後の担い手として手仕事に生きる人々を全国に訪ね、その仕事、徒弟制度、職業的倫理観などを考える。

おすすめコメント

船大工、竹細工、柿葺き、イタヤ細工・・・・・。おそらく、最後の担い手になるであろう手仕事に生きる人々を全国に訪ね、彼らの現在の仕事、自然との深いかかわり、どのように手業を学んだか、さらには職業的倫理観など、『職人』を通して現代日本の根本を考え直す!

著者紹介

塩野 米松 (シオノ ヨネマツ)  
昭和22(1947)年、秋田県角館生まれ。作家として活躍する一方、聞き書きも精力的におこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)