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生魄

出版社名 文藝春秋
出版年月 2001年8月
ISBNコード 978-4-16-320270-9
4-16-320270-6
税込価格 1,781円
頁数・縦 205P 20cm

商品内容

要旨

「生魄ってのは、この世に生きてるたましい」男の目の前で、執拗にネズミを殺し続ける女、行方不明になった女から突然送りつけられた生命保険の契約書…。サスペンスを思わせる展開と、男と女の心理の闇、読む者の心を包む品格ある文体。「短篇の名手」と謳われた田久保氏が最後に遺した傑作。

おすすめコメント

男の目の前で、執拗にネズミを殺し続ける女、行方不明になった女から突然送りつけられた生命保険の契約書・・・・・。サスペンスを思わせる展開と、男と女の心理の闇、読む者の心を包む品格ある文体。『短編の名手』と謳われた田久保英夫が最後に遺した傑作。

著者紹介

田久保 英夫 (タクボ ヒデオ)  
昭和3年、東京生まれ。慶応大学文学部仏文科卒。44年、「深い河」で芥川賞を受賞。その後も『髪の環』(51年)で毎日出版文化賞、『触媒』(53年)で芸術選奨文部大臣賞、『海図』(60年)で読売文学賞、『木霊集』(平成9年)で野間文芸賞を受賞するなど、数多くの傑作を書き続けた。平成13年4月14日、食道癌による動脈破裂のため急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)