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グノーシス 古代末期の一宗教の本質と歴史

出版社名 岩波書店
出版年月 2001年12月
ISBNコード 978-4-00-022605-9
4-00-022605-3
税込価格 9,900円
頁数・縦 460,42P 22cm

商品内容

要旨

古代末期に源を発する、もう一つの宗教運動。その精神が歴史に刻んだ波紋は、遠く現代にもおよんでいる。異端の本質が照らし出す正統の起源とは何か。第一人者の手になる、グノーシス理解のための基本文献。

目次

資料(反異端文献と近代の研究史
「反異端論者」たちと彼らの作品 ほか)
本質と構造(グノーシス主義イデオロギーおよび神話の基本的特質
二元論 ほか)
歴史(史的前提と成立要因―グノーシスの起源の問題
初期の教派と体系 ほか)
展望―変容と影響史

著者紹介

ルドルフ,クルト (ルドルフ,クルト)   Rudolph,Kurt
1929年、ドレスデンに生まれる。旧東独のライプツィヒ大学で神学・文学の学位を取得。長く、母校の宗教学担当教授の職にあった。1984年、アメリカに転出するが、86年、ベルリンの壁崩壊の3年前にマールブルク大学文学部の招聘を受ける。研究領域および著作は、初期のマンダ教研究を中心として、ナグ・ハマディ文書、マニ教、初期キリスト教、コーラン、一般宗教学理論まで、広範かつ多岐にわたっている
大貫 隆 (オオヌキ タカシ)  
1945年生まれ。専攻、新約聖書学・古代キリスト教学。東京大学大学院総合文化研究科教授
入江 良平 (イリエ リョウヘイ)  
1950年生まれ。専攻、心理学、特にユング心理学。青森県立保健大学健康科学部教授
筒井 賢治 (ツツイ ケンジ)  
1965年生まれ。専攻、西洋古典学。東京大学、成城大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)