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東京セブンローズ 下

文春文庫

出版社名 文藝春秋
出版年月 2002年4月
ISBNコード 978-4-16-711122-9
4-16-711122-5
税込価格 649円
頁数・縦 425P 16cm
シリーズ名 東京セブンローズ

商品内容

要旨

敗戦後、信介は恐るべき陰謀を知る。占領軍が「忌むべき過去」を断ち切るべく、日本語のローマ字化を図っているのだ。戦時下の日本人を支えたのは国家ではなく、「国のことば」ではなかったか。未曾有の危機に七人の名花・東京セブンローズが立ち向かう。国敗れて国語あり。末長く読みつがれる名編、堂々の完結。

著者紹介

井上 ひさし (イノウエ ヒサシ)  
昭和9(1934)年、山形県に生れる。上智大学外国語学部フランス語科卒業。浅草フランス座文芸部進行係などを経て文筆業に入り、戯曲、テレビ脚本で数々の賞を受賞。47年、小説「手鎖心中」で直木賞受賞。54年、戯曲「しみじみ日本・乃木大将」「小林一茶」で紀伊国屋演劇賞、翌年、読売文学賞戯曲賞を受賞。56年、「吉里吉里人」で日本SF大賞、翌年、同作で読売文学賞小説賞を受賞。平成11年、執筆17年におよぶ大作「東京セブンローズ」を刊行、菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)