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戦時用語の基礎知識 戦前・戦中ものしり大百科

光人社NF文庫

出版社名 光人社
出版年月 2002年9月
ISBNコード 978-4-7698-2357-5
4-7698-2357-6
税込価格 880円
頁数・縦 396P 16cm
シリーズ名 「戦前・戦中」用語ものしり物語

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 戦時中の社会を言葉を通して解明する本

    個人主義がいわれる現代にも実は戦時中の「隣組」のような社会がずっと残っている現実があります。全体主義は形の上ではなくなったかのようですが、人間の精神にずっと残っているのです。現代にも影響している全体主義の戦時中の言葉を解説しています。新しい言葉が人間生活から精神にも影響を及ぼしさらに新しい言葉を生んでいった社会を知る上でなくてはならない用語から現代を見直してみるのもよいでしょう。

    (2003年3月27日)

商品内容

要旨

兵役、赤紙、戦陣訓、千人針に代用食。半世紀の時の流れと経済優先に邁進した戦後に置き去りにされた“言葉”で綴る戦争中の暮らしの記録―死語となった忘れてはならない“昭和の一〇〇語”を明治・大正にまでさかのぼって詳解し、戦争の時代の状況を分かり易く伝える。付/開戦終戦詔書・大日本帝国憲法全文。

目次

1 非常時日本のかけ声の中に
2 国民皆兵の義務を背負って
3 軍隊とは…
4 前線も銃後もなかった近代戦
5 ないないづくしの日本
6 非情な戦争の坩堝にまきこまれて

著者紹介

北村 恒信 (キタムラ ツネノブ)  
大正14年3月、東京に生まれる。昭和15年12月、呉海軍工廠工員養成所見習科を卒業、同工廠の造機部設計係に勤務。昭和18年12月、陸軍兵器学校へ入校。昭和20年7月、同校を卒業、小倉補給廠付として部隊編成の途中、終戦を迎える。陸軍技術伍長。昭和27年6月、呉市消防局に奉職し昭和57年退職。消防大学校卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)