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自分でえらぶ往生際

文春新書 324

出版社名 文藝春秋
出版年月 2003年6月
ISBNコード 978-4-16-660324-4
4-16-660324-8
税込価格 759円
頁数・縦 213P 18cm

商品内容

要旨

人間は生きている限り、歳をとり、やがて死を迎える。当たり前といえば、これほど当たり前のこともない。しかし太陽を直視できないのと同様、われわれはこの事実を日常的には直視できない。知人、友人、家族が病に倒れ、身近に老いの残酷さを経験しても、なお「死」や「老い」を我が事として受け容れるのは難しい。老いと介護をめぐる家族の物語を克明に聴きとった本書は、自らの生き方について、さまざまな気づきと覚悟を触発してくれるだろう。

目次

第1章 孤独死もまた可なり
第2章 老親介護ビジネス
第3章 帰ってきた放蕩夫
第4章 息子と同居して居場所を失う
第5章 瀬戸際に生きる
第6章 天国行きの待合室
終章 アルツハイマー病の妻と十三年―田辺俊夫の介護記録より

著者紹介

大沢 周子 (オオサワ チカコ)  
1936年、群馬県前橋市生まれ。中央大学文学部卒業後、出版社勤務を経てフリーランスのジャーナリストに。76年から82年までテレビ局特派員の夫と一男二女と共にニューヨークに滞在。帰国後、神奈川県教育懇談会委員、逗子市教育委員長などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)