書店レビュー
総合おすすめ度:
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男性のための唯川恵入門書
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おすすめ度
- 大地堂・ラ・ラ・ルー店 (茨城県潮来市)
唯川恵といえば、女性読者がメインの恋愛ものの作家。ずっとこのイメージを抱いていました。この本もそのイメージ通りの作品と想像してしまいそうなタイトルです。ところが内容は、それぞれが殺人を犯した母娘といえそうな年齢の2人の数日間の逃避行です。殺人は罪です。その罪を犯すに至る2人の心情に同化して読み進めてしまいます。唯川恵を食わず嫌いの男性読者にこそ入門書としてお勧めします。 (mogi)
(2012年1月8日)
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おすすめ度
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商品内容
| 要旨 |
42歳の並木響子は、復讐を遂げた。名前も年齢も偽り、掃除婦として潜り込んだ会社の副社長室で、男を刺し殺したのだ。3年前、愛娘・可菜を死に追いやった男だった。返り血を浴び、立ち尽くす響子。突如、その手を引き、現場から連れ去る若い女が!?19歳の道田ユミだった。彼女もまた、殺人を犯していた―。恋愛小説の名手が極限の逃亡劇を描く、傑作クライム・ロマン。 |
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