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絵画史料で歴史を読む

ちくまプリマーブックス 153

出版社名 筑摩書房
出版年月 2004年1月
ISBNコード 978-4-480-04253-8
4-480-04253-9
税込価格 1,320円
頁数・縦 216P 19cm

商品内容

要旨

日本人は死後の世界をどのように想い描いたか。どんな旅をしていたか。その交通事情は?〈行列〉や坐り方から何が見えるか。洛中洛外図屏風や絵巻だけでなく、肖像画や絵図・曼荼羅なども歴史の謎を解くカギになる。これらを読み解き、画像に込められた歴史情報から、新しい日本史像を描く。

目次

絵画史料とその読み方
鬼と外交―『吉備大臣入唐絵巻』1
末法の予言詩―『吉備大臣入唐絵巻』2
旅と信仰―『一遍聖絵』1
交通と軍事―『一遍聖絵』2
聖地を象徴する動物―『一遍聖絵』3
人と動物の関係史―『伊勢物語絵巻』・『慕帰絵詞』
肖像画と歴史―神護寺三像1
「対」になる肖像画―神護寺三像2
坐法の文化―初期洛中洛外図屏風
行列と御所の櫓―林原美術館本洛中外図屏風
曼荼羅の宇宙―『熊野観心十界茶羅』1
盂蘭盆会と民衆の人生―『熊野観心十界茶羅』2

出版社
商品紹介

「絵画史料」を使えば文献史料だけではわからなかった日本の歴史が見えてくる。見て楽しい絵画史料学入門書。

著者紹介

黒田 日出男 (クロダ ヒデオ)  
1943年東京生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。東京大学史料編纂所教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)