• 本

妖怪大談義 対談集

KWAI BOOKS

出版社名 角川書店
出版年月 2005年6月
ISBNコード 978-4-04-883925-9
4-04-883925-X
税込価格 1,650円
頁数・縦 418P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ああ、妖怪賛歌!

    毎回ド肝を抜く筋立てで、私達をあやかしワールドにグイグイ引き込んでいく京極氏の初対談集です。もちろんお題は「妖怪」。水木しげる・養老孟司・中沢新一といった錚々たる皆様15人と共に、妖怪について深く語り合います。京極氏はもちろん、各方々の溢れ出る膨大な知識の量に、読み手も必死の形相でついてゆかねばならず、大変ですが(対談ごとの注釈も多い!)とてつもなく面白い!日本の未来も、宗教も、文化も、妖怪なしでは語れないという事を、この本で理解して戴きたいのです。

    (2006年3月11日)

商品内容

要旨

各界の「怪しいものには一家言ある」御仁たち15人と語りに語った、京極夏彦初の対談集。

目次

水木しげる―妖怪が深める師弟の絆
養老孟司―脳化社会の妖怪たち
中沢新一―ダンディな悪なる自然
夢枕獏―闘う陰陽師作家、嗤う妖怪作家
アダム・カバット―江戸の妖怪キャラクター
宮部みゆき―妖怪と心の闇をのぞく
山田野理夫―妖怪と怪談の真髄
大塚英志―民俗学は偽史だったのか?
手塚真―妖怪を生み出す手法
高田衛―偉大なる我らのエンタテインメント
保阪正康―「妖怪」がわかれば「昭和」もわかる
唐沢なをき―妖怪図鑑は、愛と勝負感できまる!
小松和彦―妖怪学の現在
西山克―怪異学とは何か?

出版社
商品紹介

師匠・水木しげるに始まり、養老孟司、中沢新一、宮部みゆき…。怪異をこよなく愛する様々なジャンルの15人と日本について語り尽くす。

著者紹介

京極 夏彦 (キョウゴク ナツヒコ)  
小説家・意匠家。1963年北海道生まれ。94年、かねてよりアイデアを温めていた妖怪小説『姑獲鳥の夏』で鮮烈な小説家デビュー。著作は95年『魍魎の匣』(第49回日本推理作家協会賞受賞)、97年『嗤う伊右衛門』(第25回泉鏡花文学賞受賞)、02年『覘き小平次』(第16回山本周五郎賞受賞)、03年『後巷説百物語』(第130回直木賞受賞)ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)