• 本

これでいいのだ怠けの哲学

ヴィレッジブックス N−ホ1−1

出版社名 ソニー・マガジンズ
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-7897-2790-7
4-7897-2790-4
税込価格 825円
頁数・縦 287P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • じつに楽しい本でした。大方の人びとは、仕事に追われ毎日時間を気にしながら生きています。休日になったら思い切りぐうたらしてやろうとか、不謹慎なことを考えるのは、意外と忙しいさなかであったりするものです。何も考えず、ふとんのなかでラジオなどかけながらぼぉーっとしていると、気力が充実してくるのが体感できます。本書を読むと、そのだらだら生活がいかにも魅力的に思えてくるから不思議。ありあまる時間があってもなにもしない。ずっと昔時代から、ある意味人生究極の楽しみ方だったのではないか、なんて考えてしまいました。(のり)

    (2006年6月3日)

商品内容

要旨

ヒマな時間は大切である。活力を生み精神を充実させるからだ。イギリスの雑誌、その名も『アイドラー(怠け者)』編集長が、午前8時の起床から午前7時の夢の時間まで、一日24時間怠け者は何をすべきかを指南。午前10時、愚か者が仕事をしている頃に二度寝を楽しみ、午後4時、金の亡者が眠気覚ましのコーヒーを飲む頃に優雅なお茶の時間を過ごす。これが人として正しい姿であり、自由でいるというものだ。仕事ばかり重視されるのはおかしい、人生を謳歌せよと説く一冊。

目次

はじめに―怠け者よ、立ち上がれ!午前8時 起床―愚か者が早起きをする
午前9時 仕事―何も週に五日も働くことはない
午前10時 寝過ごす―ひらめきはベッドのなかで
午前11時 さぼる―ずる休みこそ蜜の味
正午 二日酔い―時の流れに身を任せ
午後1時 ランチの死―サンドイッチにその座をとられ…
午後2時 病気―薬ではなく転地療養を!
午後3時 昼寝―この欲求に抗うべからず
午後4時 お茶の時間―金の亡者がコーヒーを飲む〔ほか〕

著者紹介

ホジキンソン,トム (ホジキンソン,トム)   Hodgkinson,Tom
1968年生まれのイギリス人。1996年に『アイドラー(怠け者)』誌を創刊。以来、同誌の編集をし、記事を書き、パーティーに繰り出す日々をおくる
小川 敏子 (オガワ トシコ)  
翻訳家。慶應義塾大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)