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台湾二二八の真実 消えた父を探して

出版社名 まどか出版
出版年月 2006年2月
ISBNコード 978-4-944235-28-5
4-944235-28-3
税込価格 2,200円
頁数・縦 251P 20cm

商品内容

要旨

1947年、死者2万人以上を出したという台湾の「二二八事件」のさなか、新聞「台湾新生報」総経理(社長)の阮朝日が5人の男に拉致され、そして虐殺された。その娘・阮美妹は父の失踪、そして謎めいた壮大な事件の真相を追う。本書は、日本の戦後とも通底する台湾・戦後史の迫真のドキュメントである。

目次

1 父・阮朝日と私たち(その日、父は捕らわれた
父の道 遊学から実業家へ ほか)
2 父のいない長い日々(父の捜索
ピアノの音と涙の痕 ほか)
3 血の涙で歴史を記す(歴史の暗闇で夜明けを待つ
日本で父の足跡を尋ねる ほか)
4 タブーの四十年(タブーに踏み出す
タブーよ、さようなら―永遠に返事の来ない手紙 ほか)

著者紹介

阮 美妹 (ゲン ミス)  
1928年屏東県生まれ。台北州立第三高等女学校を卒業。1947年、結婚後ほどなく二二八事件で父・阮朝日氏が拉致される。その後、音楽講師、ドライフラワーの講師などの一方、二二八事件および阮朝日氏に関係する資料の収集や事件の真相究明に努める。2002年、故郷に「阮朝日二二八記念館」を設立。二二八事件の真実を歴史にとどめるため、また広く知らせるため、テレビ、ラジオ、新聞、講演などを通じて発言している。講演は台湾ばかりでなく、日本やアメリカ、カナダでも行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)