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愚直に実行せよ! 人と組織を動かすリーダー論

PHPビジネス新書 004

出版社名 PHP研究所
出版年月 2006年5月
ISBNコード 978-4-569-64938-2
4-569-64938-6
税込価格 880円
頁数・縦 230P 18cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 組織を動かすリーダーシップを発揮するために必要な資質

    「身をもって示す」という意味の重さは、計り知れないものがあるような気がし ました。 歴史的な出来事の中には、国の平和のために自分の命さえ惜しくないというくら い人のために動いてきた人が存在します。 もっと辛いのは、自分ではなく息子の命を差し出さなくてはならない状況に陥っ たとき、忠誠を尽くすために言うとおりにしたというエピソートでした。 この例は現代を生きる人たちからすれば考えられないことで、想像するのも難し いのかもしれません。 リーダーの本気の行動が部下の心を動かすということだと思います。 著書の中に、そんな例が書かれたのには、 「自分さえよければいい」 という考えで暮らしている人が多い、いまの世の中に警鐘を鳴らしているような 気がしました。 人のために自己犠牲もいとわないというリーダーシップ論は、とても刺激のある 内容でした。 本書では、日本の歴史にも多くのページ数がさかれています。 日本のことをもっとよく知って、国際的なリーダーになって欲しいという、著者 の考えがここにも反映されています。

    (2006年7月28日)

商品内容

要旨

リーダーが人を動かし、職場を動かし、会社を変えるには、どうすればいいのか。それにはすばらしいビジョンや戦略も必要だが、それ以上に重要なのは、リーダーが「身をもって示す」ことであり、成果が出るまで「愚直に実行する」ことなのである。日本社会の持つ特質にも焦点をあてながら、これからのリーダーに必要な資質を東西の具体的事例を引きながら詳細に解説。組織を率いるトップリーダー、あるいは管理職者のための格好のテキスト。

目次

第1章 日本型リーダーシップ
第2章 「志」を高く持つ
第3章 「説明能力」と「大局観」
第4章 「愚直な実行力」を持て
第5章 リーダーたる者、時には「狐」になれ
第6章 日本のリーダーが直面している課題
第7章 リーダーは「身をもって示す」

おすすめコメント

これからのリーダーに求められる資質とは何か、東西の事例を引きながら詳細に解説。トップリーダー、管理職者のための格好のテキスト。現実に人を動かし、世の中を変えるリーダーとは、自分の信念を「愚直に」「地道に」「執拗に」実行する人。本書では、東西古今の具体的事例を引きつつ、また日本社会の独自性も視野に入れながら、いま現場で求められているリーダーシップの要諦を説きます。

著者紹介

中谷 巌 (ナカタニ イワオ)  
昭和17年生まれ。一橋大学経済学部卒。日産自動車に約5年間勤めた後、ハーバード大学Ph.D.(経済学博士)取得。大阪大学教授、一橋大学教授、ソニー取締役会議長などを経て、多摩大学学長として大学革命に取り組む傍ら、三菱UFJリサーチ&コンサルティング理事長としてマクロ経済、企業研究に取り組む。また、NPO法人「全国社外取締役ネットワーク」代表理事も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)