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倭国と日本古代史の謎

学研M文庫 さ−10−1

出版社名 Gakken
出版年月 2006年6月
ISBNコード 978-4-05-901184-2
4-05-901184-3
税込価格 682円
頁数・縦 285P 15cm

商品内容

要旨

国家創成の正史『日本書紀』に基づく日本国の古代史には、曖昧で矛盾に満ちた謎が残されていることはよく知られている。卑弥呼とは何者なのか?「日出る処の天子」とされる聖徳太子の正体は?だが、大和王権を頂点とする予定調和史観を見直し、外国史書や考古学的観点から古代史を再構築すると、かつて倭国と呼ばれたこの国には「九州王朝」が君臨したことが浮かび上がってくる。倭国九州王朝と大和王権との権謀を尽した相剋の古代史を読み解く。

目次

第1章 「古代国家の発生」の謎―倭国九州王朝、興る
第2章 「古代王権の発展」の謎―倭国九州王朝の隆盛と大和王権の勃興
第3章 「律令国家の形成」の謎―天子を称し、憲法を定めた〓(たい)王・多利思北孤
第4章 「律令国家の確立」の謎―倭国滅び、日本国建つ
第5章 「律令国家の成熟」の謎―日本国、倭国を消し去る
終章 日本国、列島の主となる

著者紹介

斎藤 忠 (サイトウ タダシ)  
1957年、埼玉県生まれ。早稲田大学政経学部卒。フリージャーナリストとして活躍、また長年、古代史とキリストの研究を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)