
陽だまりのブラジリアン
出版社名 | 朝日新聞出版 |
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出版年月 | 2006年6月 |
ISBNコード |
978-4-02-250191-2
(4-02-250191-X) |
税込価格 | 1,540円 |
頁数・縦 | 234P 20cm |
書店レビュー
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- 平山書店 (秋田県大仙市)
祝!第16回朝日新人文学賞受賞。著者の楽月慎氏は仙台市生まれ。現在は会社勤 務のかたわら小説を書いている。さて、本作は女性のランジェリーを身につけてストレスを発散させる中年の男たちを軸に展開してゆくが、この毛色の変わった設定はどこから来たのかと思わず勘ぐりたくなるように刺激的である。ある対談によれば、公園で女装した人の写真撮影現場をたまたま目にしたことがきっかけだという。その愛好者たちの描写は、読んでいて気持ち悪さを感じるくらいよく作り込まれている。派手な場面はないけれども、小さな日常(非日常?)の出来事を丁寧に追って読んでゆくと、序盤の嫌悪感もいつしかなくなり、最後は主人公に共感を感じる自分に気が付いて、妙な興奮を覚えたものだった。(かま)
(2006年6月21日)
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商品内容
要旨 |
40歳で取締役営業本部長になった俺は、突然、ランジェリーに目覚めた―女装することで自己を解放し、人生に折り合いをつけていく主人公。その“第二の青春”と家族の再生を軽妙なタッチで描いた、さわやかな長編小説。『小説トリッパー』掲載作に大幅に加筆!第16回朝日新人文学賞受賞作。 |
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出版社 商品紹介 |
40歳で取締役営業本部長になった俺は、突然、ランジェリーに目覚めた――女装することで自己を解放する男の爽やかな成長物語。 |
おすすめコメント
40歳で取締役営業本部長になった俺は、突然、ランジェリーに目覚めた―――――。女装することで自己を解放し、人生に折り合いをつけていく主人公。その“第二の青春”と家族の再生を軽妙なタッチな描いた、さわやかな長編小説。『小説トリッパー』掲載作に大幅に加筆!