会社法は、従来の商法等の数多くの規定を実質的に改正し、基本的な概念についても重要な変更がなされていることから、その会社実務に与える影響はきわめて大きいものがあります。また、昨今の社会情勢を反映して、規制緩和にわたる改正を数多く含んでいますので、会社経営上高められている自由度をどのように活用して、会社経営に活かしていくかという点が問われることになります。本書では、このように新しい会社法を正確に理解することが、会社の経営に携わる取締役において必要不可欠であるとの認識から、特に会社の取締役を念頭に置いて、会社法の基本的な内容を解説しています。

第１章　会社法の理解のために
第２章　会社法の下での取締役の職務と義務
第３章　会社組織をめぐる知識
第４章　株式・社債をめぐる知識
第５章　Ｍ＆Ａをめぐる知識
第６章　会社の計算をめぐる知識

会社の取締役を念頭に置き、意思決定のために会社法の基本的な内容を解説した経営者必携の書。