• 本

こんな子どもが親を殺す

文春新書 553

出版社名 文藝春秋
出版年月 2007年1月
ISBNコード 978-4-16-660553-8
4-16-660553-4
税込価格 781円
頁数・縦 204P 18cm

商品内容

要旨

「親殺し」が続発している。一見、不可解な事件の数々がいかに「家族」の歪みを投影しているか。気鋭の精神分析医がすべての親に向け、わが子に殺されないための「処方箋」を提示する。

目次

第1章 ひきこもりの親殺し(水戸ひきこもり
土浦ひきこもり ほか)
第2章 母殺し(中一母親殺害
稚内母親殺害 ほか)
第3章 優等生の暴走(奈良放火殺人
京都母親刺傷 ほか)
むすび―わが子に殺されないために

おすすめコメント

放火で一家三人を犠牲にした奈良のエリート高校生、パチンコに入れあげた末、母を殺した有名国立大生……。金属バット殺人から四半世紀を経て、近年の頻発ぶりに、「 親殺し」はもはや珍しくなくなった感があります。 気鋭の精神科医が、近年の「親殺し」を徹底分析した結果、事件直前に必ず見られる「前兆」、そしてわが子に殺されない「予防策」が明らかになりました。 ある日、「あんないい子がなぜ」と後悔する前に、ぜひご一読ください。

著者紹介

片田 珠美 (カタダ タマミ)  
1961年広島県生まれ。大阪大学医学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。専門は精神医学、精神分析。フランス政府給費留学生としてパリ第八大学でラカン派の精神分析を学びDEA(専門研究課程修了証書)取得。精神科医として臨床に携わりつつ、精神分析的視点から欲望の構造について研究。神戸親和女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)