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ある島の可能性

出版社名 角川書店
出版年月 2007年2月
ISBNコード 978-4-04-791543-5
4-04-791543-2
税込価格 2,640円
頁数・縦 430P 20cm

商品内容

要旨

物語は世界の終わりから始まる。喜びも、恐れも、快楽も失った人類は、ネオ・ヒューマンと呼ばれる永遠に生まれ変われる肉体を得た。過去への手がかりは祖先たちが残した人生記。ここに一人の男のそれがある。成功を手にしながら、老いに震え、女たちのなかに仔犬のように身をすくめ、愛を求めつづけたダニエル。その心の軌跡を、彼の末裔たちは辿り、夢見る。あらたな未来の到来を。命が解き放たれる日を。

出版社
商品紹介

2000年後の未来。笑いも涙も消えた世界に生きるネオ・ヒューマンが、祖先の自叙伝を読み解くところから、愛と生命の物語は始まる。

著者紹介

ウエルベック,ミシェル (ウエルベック,ミシェル)   Houellebecq,Michel
1958年フランス海外県レユニオン島生まれ。国立高等農業学校卒業。20歳の頃より詩作活動を始め、91年にH・P・ラヴクラフトの評論と初の詩集『Rester vivant(生きて在りつづけること)』を発表。続く詩集『La Poursuite du bonheur(幸せの追求)』がトリスタン・ツァラ賞を受賞。94年に小説第一作となる『闘争領域の拡大』(角川書店)で、その特異な才能と世界観が注目を浴び、早くもカルト的な人気を博す。98年に発表した初の長編『素粒子』(ちくま文庫)はフランス文壇を揺るがせる事件といわれ、30カ国で翻訳された
中村 佳子 (ナカムラ ヨシコ)  
1967年広島県生まれ。広島大学卒。翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)