• 本

万寿子さんの庭

出版社名 小学館
出版年月 2007年4月
ISBNコード 978-4-09-386182-3
4-09-386182-X
税込価格 1,540円
頁数・縦 299P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • ひさしぶりに庭いじりがしたくなった。

    どうするだろう? 引っ越し先で隣のおばあさんにいきなりイタズラをされたら。私はごめんだ、こんな隣人。即退居したい。だけど京子は、こんなおばあさん・万寿子さんと友人関係を築くからすごい。78 歳と20 歳のガールズトークは若者同士のそれよりも華やかだ。古いワンピをおそろいで着るのも可愛らしく、なんとも微笑ましい。人づきあいが少し苦手な女子ふたりが支え、支えられて送る日々を、万寿子さんが育てた庭の花たちが温かく見守る。読み終えると、ひさしぶりに庭いじりがしたくなった。さて、私はどんな花を咲かせようか。(ミシマ社『THE BOOKS』より転載)

    (2013年3月14日)

商品内容

要旨

竹本京子、20歳。右目の斜視にコンプレックスを抱く彼女が、引っ越しを機に変わり者のおばあさん杉田万寿子に出会った。万寿子からさまざまないやがらせを受け、怒り心頭の京子。しかし、このおかしなやりとりを通して、意外にも二人は仲良くなってゆく。やがて、気丈だった万寿子に認知症の症状が出てくるようになり、京子は自ら万寿子を介護する決意をするが…。

出版社
商品紹介

右目の斜視にコンプレックスを抱く京子が、変わり者の老婆万寿子に出会った。おかしなやりとりを通して、意外にも2人は仲良くなってゆく……。

おすすめコメント

万寿子さんがいたから、泣ける、笑える。右目の斜視にコンプレックスを抱く京子が、引っ越しを機に変わり者の老婆万寿子に出会った。万寿子から嫌がらせを受け怒り心頭の京子だが、このおかしなやりとりを通して、意外にも二人は仲良くなってゆく……。

出版社・メーカーコメント

右目の斜視にコンプレックスを抱く京子が、引っ越しを機に変わり者の老婆万寿子に出会った。万寿子から嫌がらせを受け怒り心頭の京子だが、このおかしなやりとりを通して、意外にも二人は仲良くなってゆく……。

著者紹介

黒野 伸一 (クロノ シンイチ)  
1959年神奈川県生まれ。2005年、『ア・ハッピー・ファミリー』で第一回きらら文学賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)