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仏教と日本人

ちくま新書 660

出版社名 筑摩書房
出版年月 2007年5月
ISBNコード 978-4-480-06359-5
4-480-06359-5
税込価格 770円
頁数・縦 222P 18cm

商品内容

要旨

水子地蔵、閻魔が死者を裁く地獄、妻帯する僧侶、神仏の併用、そしてお葬式…インドに発し中国を経て伝来した仏教は、わが国独特のすがたに変容し、定着した。こうして日本人の心情に深く根ざした仏教は、では、どのような民族的精神風土の上に受け容れられたのか。また、仏教とふれることで、日本人の宗教意識にどのような変化が生まれたのか。日本文化のはらむ「業」、その光と影を透徹した思惟で見定める一冊。

目次

第1章 地蔵の頭はなぜ丸い
第2章 「地獄」はいつの間にか「極楽」に
第3章 日本の僧侶はなぜ肉食妻帯なのか
第4章 日本人に親しい仏たち
第5章 神さま仏さま
第6章 葬式仏教

おすすめコメント

日本仏教はなぜ特別か。日本の精神風土のもと、伝来した仏教はどのように変質し血肉化されたのか。日本人は仏教に出逢い何を学んだのか。文化の根底に流れる民族的心性を見定める試み。

著者紹介

阿満 利麿 (アマ トシマロ)  
1939年生まれ。京都大学教育学部卒業後、NHK入局。社会教養部チーフ・ディレクターを経て、明治学院大学国際学部教授。明治学院大学名誉教授。日本思想史専攻。特に日本人にとっての宗教の意味を探究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)