
この人と結婚するかも
出版社名 | 集英社 |
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出版年月 | 2007年9月 |
ISBNコード |
978-4-08-774873-4
(4-08-774873-1) |
税込価格 | 1,320円 |
頁数・縦 | 168P 20cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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心地良く優しいお話☆
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おすすめ度
- 高井文研堂イズミ店 (岡山県真庭市)
昔から些細なことで「この人と結婚するかも」と妄想しては、なんらそれを現実化する行動を起こせない主人公が、身近な「賢者たち」の言葉によって少しずつ現実を見る目を開いていく表題作と、著者初の男性一人称小説「ケイタリング・ドライブ」の2編を収録。後者は、男の子ならではの単純思考型妄想の暴走っぷりもスゴイ(笑)芥川賞候補にもなった「漢方小説」から3年、等身大の女性が抱える心と体のシリアスな問題をさりげない優しさとポップなユーモアを織り交ぜつつ掬い取るスタイルは健在。必見の一作☆
(2007年9月27日)
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おすすめ度
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商品内容
要旨 |
この「ドキドキ」って、勘ちがい!?最初は美大の学食でのこと。そして、その後もそれからも。私、この人と結婚…と、思ってしまうのは妄想?男性の勘ちがい「ケイタリング・ドライブ」を収録。 |
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おすすめコメント
小さな財団法人の美術館で働く私。最初は美大の学食でのこと。マフラーを編んでいた私の向かいに座ったデザイン科の彼を見つめ、思った・・・私、この人と結婚するかも、と。スーパーでチーズの棚に同時に手が伸びた男性の時も。そんな私が通う英語教室にケンがいた。偶然セルフサービスのうどん屋で会ったものの会話が続かない。でも、気づいた時にはまた思っていた、私、この人と結婚するかも。美術館でのトラブル、女友達との交流、英語教室での世代の異なる人たちとのやりとり、そしてケンとの微妙な距離。勘違いの「ドキドキ」から醒め、自分自身を見つめる女性を爽やかに描いた表題作ほか、男性の視点からの「ケイタリング・ドライブ」を収録。
出版社・メーカーコメント
恋人のいない女と男の勘違いを描いた2編小さな美術館で働く私。ほんのささいな出会いでも「この人と結婚するかも」と勘違いを続けていたが、ドキドキから醒め、新たな付き合いが始まる。男の勘違い「ケイタリング・ドライブ」も収録。