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少年少女のための「江戸しぐさ」 「思いやり」は成績より偉かった!

出版社名 三五館
出版年月 2008年9月
ISBNコード 978-4-88320-426-7
4-88320-426-X
税込価格 1,430円
頁数・縦 173P 19cm

商品内容

要旨

子どもは大人のいうとおりにならないもの、大人のしたとおりになるものでしょ。子ども時代に何を学習すべきか―。そのすべての回答が本書の中に詰まっています。

目次

第1部 教えることは教わること―子どもたちの実践から やって気持ちいい、見てかっこいい「江戸しぐさ」(どうして「あいさつ」は必要なの?
あたりまえのことをする、がカッコイイ!)
第2部 江戸しぐさを親子で「今しぐさ」に―子どもたちはヤル気になっている(江戸しぐさに流れる考え方
「今しぐさ」でくせにする)
第3部 江戸しぐさを身につけた先人たち―江戸しぐさ的な「生きる力」を!(江戸しぐさを“生き方”に学ぶ)

おすすめコメント

子どもは大人の言うとおりにならないもの。やったとおりになるもの。「江戸しぐさ」に限らず、子どもの手本はやはり親です。親のすることは、子どもも同じようにする。言い換えれば、親がやっていないことを子どもに言い聞かせてもできない。大人のしたとおりにしかならないのです。親がお手本であることは今も昔も変わりません。だからこそ、いま私たち大人に「江戸しぐさ」的行動が求められているのです。本書では、お子さんとともにその真髄を楽しみながら身につけられるようになっていますので、「江戸しぐさ」を活用した子育てバイブルとしてお使いいただけます。 子どもたちは、ヤル気になっています!無感動と見られがちな今の子の多くが、一度でも実際に「江戸しぐさ」を経験してみると、「あいさつすると、やっぱ気持ちいい」、「街で人がぶつかってきても、自分もあやまることができた」「ヤバイ、キモイなど悪い言葉は使わないほうがいい」など、自然と思いやりの心がけに気づいています。本書で紹介するように、「エレベーターしぐさ」や「清潔しぐさ」など、いまの社会でできる"思いやり"の行動を、子どもたち自らが創り出し、実践しています。江戸しぐさを知った子どもたちは、ヤル気になっています。 子どもたちに伝えたい、「江戸しぐさ」の心意気。 第1部では、著者(越川)が、基本的な江戸しぐさを解説しながら、子どもたちの率直な感想・質問に対して、親御さんに代わって回答をしています。第2部は、「江戸しぐさ」「今しぐさ」として応用した小・中学生の例を参考に、親子で「今しぐさ」を創り行動してみよう、と提案します。そして第3部では、著者(林田〉が「江戸しぐさ」を身につけた歴史人物の逆境にめげず思いやりの精神と行動力にあふれた生きざまを紹介します。いずれも、「江戸しぐさ」を子育てに活用できるよう、イラストを多用しながらわかりやすく解説しています。

著者紹介

越川 禮子 (コシカワ レイコ)  
NPO法人江戸しぐさ理事長。江戸しぐさ語りべの会主宰。(株)インテリジェンス・サービス取締役社主。1926年東京生まれ。86年にアメリカの老人問題のルポ『グレイパンサー』で潮賞ノンフィクション部門優秀賞を受賞。その後、江戸しぐさの伝承者故芝三光氏と出会い、江戸人の魅力の虜となる。『江戸の繁盛しぐさ』を上梓の後は唯一の江戸しぐさの語りべとして、講演・執筆活動に精力的に努めている
林田 明大 (ハヤシダ アキオ)  
陽明学研究家。1952年長崎県島原市生まれ。シュタイナーから禅まで、東西の哲学・思想を修得。その後、独学で陽明学の思想を探究、94年に『真説「陽明学」入門』を上梓。「帝王学」というそれまでの誤解を解消し、現代人のための実践哲学として復活させた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)