• 本

ならず者の経済学 世界を大恐慌にひきずり込んだのは誰か

出版社名 徳間書店
出版年月 2008年11月
ISBNコード 978-4-19-862638-9
4-19-862638-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 359P 20cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 商業的大混乱に漬かった世界

    タチの悪い病気にかかったかのような、現在の世界経済。良くなる兆しは一向に見えない。そんな中、気鋭の経済学者である著者が書き下ろした本書は、混乱の中で暴利を貪っている『ならず者』を暴き出す。著者の記す『ならず者経済』は、歴史の大転換期に現れる病。そしていつも、大きな犠牲を弱者に強いるのだ。我々は、その困難をどう克服したらよいのだろうか。経済本は苦手、という方にもお勧めだ。

    (2008年11月29日)

商品内容

要旨

グローバル化によって解き放たれた邪悪な経済勢力が、いま世界を席巻している。金融の大混乱、偽造の氾濫、広がる貧富の格差…。こんな世界のどこかで誰かが大儲けしているのだ。一体それは誰で、彼らはいかにして暴利をむさぼっているのか?気鋭の経済学者が、暴走する世界経済にうごめく「ならず者経済」の実態をあばく。

目次

イスラエル人が女を買えばアラブが儲かる
超借金でアメリカは破産する
アスリートたちはなぜ用心棒になったのか?
中国はカオスを食べて繁栄する
偽造品と中国の熱い関係
あなたの結婚指輪は血で汚れていないか?
ダークな欲望を操るネット起業家
漁業海賊は日本へホンマグロを運ぶ
なぜ政治家は大衆を怯えさせるのか?
市場国家は神話を好む
ギャング団はグローバル化に抵抗する
“ならず者経済”に対抗するイスラム金融

出版社
商品紹介

経済の激動に政治が追いつかない時、邪悪な経済力が暴利を貪る。世界経済の混乱の真の病巣を喝破する話題の書。

おすすめコメント

経済の激動に政治が追いつかない時、邪悪な経済力(ならず者経済)が暴利を貪る。世界経済の混乱の真の病巣を喝破する話題の書。

著者紹介

ナポレオーニ,ロレッタ (ナポレオーニ,ロレッタ)   Napoleoni,Loretta
ローマ生まれ。アメリカのジョンズ・ホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際問題研究大学院、およびイギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに学ぶ。エコノミストとしてヨーロッパおよびアメリカの銀行・金融機関、国際機関に勤務。また商品市場コンサルタントとして中東諸国をたびたび訪れ、金融関係のトップや政治指導者と会う。テロ資金の専門家でもあり、現在も数カ国の政府にテロ対策について助言している。マドリード・クラブのテロ資金対策班の長として、世界中から国家元首を集め、テロ組織網の資金調達を阻止する新戦略をつくりあげた。ロンドンとアメリカ・モンタナ州に住む
田村 源二 (タムラ ゲンジ)  
1947年生まれ。慶應義塾大学文学部社会学科卒。英米仏の翻訳で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)