• 本

難儀でござる

光文社文庫 い44−1

出版社名 光文社
出版年月 2009年3月
ISBNコード 978-4-334-74555-4
4-334-74555-5
税込価格 649円
頁数・縦 340P 16cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 戦国サラリーマン、宮仕えはつらい

    戦国時代の武士が、主人から与えられる無理難題に苦しむ話などが多い8編の短編集。難儀でござる、いっぱいいぱいでござるといいながら、真面目に主人の難題に取り組む主人公たちの様子が笑わせる。

    (2009年6月28日)

商品内容

要旨

甲斐勢は、攻め入ってきた駿河勢の退路を断ち、二千の兵を勝山城で孤立させた。甲斐国守護・武田信直は、今川の使者である老僧・宗長に兵の解放の条件として二万貫文を要求する。甘利備前は宗長との交渉役を命じられる。だが、相手はのらりくらりと連歌に精を出すばかり―(『二千人返せ』)。歴史的事件の陰で理不尽な無理難題に振り回される男たちを描いた短編集。

著者紹介

岩井 三四二 (イワイ ミヨジ)  
1958年岐阜県生まれ。一橋大学卒業後、会社勤務を経て、’96年『一所懸命』でデビュー。同作で第64回小説現代新人賞受賞。’98年『簒奪者』(『兵は詭道なり 斎藤道三』と改題)で第5回歴史群像大賞、2003年『月ノ浦惣庄公事置書』で第10回松本清張賞、’04年『村を助くは誰ぞ』で第28回歴史文学賞、’08年『清佑、ただいま在庄』で第14回中山義秀文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)