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地雷のない世界へ はたらく地雷探知犬

出版社名 講談社
出版年月 2009年7月
ISBNコード 978-4-06-215603-5
4-06-215603-2
税込価格 1,760円
頁数・縦 47P 27cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • いまも戦争は終わっていない。かなしいカンボジアの子どもたち。

    世界中にうまっている地雷はなんと8000万から1億個だそうです。ひとつの地雷を消滅させるには、まず草刈をして金属探知機にかけ地雷探知犬に調べさせ人の手でほりおこし爆弾をしかけて爆発させる、という気の遠くなるほどの時間を要します。
    では、地雷探知犬はなぜ地雷を見つけられるのか。あかちゃんのときから「コン」という口にくわえるオモチャをあてがいます。そのオモチャのにおいを覚えさせておいて、
    こんどはオモチャを切り刻んで火薬を混ぜます。こうして、火薬の臭いを覚えさせるそうです。いまも、戦争の残骸に苦しめられている子どもたちがたくさんいる、そして、自らの危険を顧みず、一生懸命とりのぞこうとしている人たちも。「戦争」の残虐さを地雷探知犬を通してわかりやすく学べます。巻末には大人向けのカンボジアQ&Aもついています

    (2009年7月17日)

商品内容

要旨

世界中に埋まっている地雷は、8000万から1億個。毎年何千人もの人が、地雷や不発弾で傷つき、命を落としています。だれもが安心して歩ける大地を取りもどすために、今、さまざまな国で地雷探知犬たちが活躍しています。

出版社
商品紹介

人間が戦争中にばらまき、今なお地中に埋まったまま被害者を出している地雷を、鋭い嗅覚で探してくれる地雷探知犬を紹介。

出版社・メーカーコメント

“あなたは、地雷探知犬を知っていますか?” 世界のあちこちに埋まっている兵器、地雷。人間が戦争中にばらまき、今なお地中に埋まったまま被害者を出している地雷を、鋭い嗅覚で探してくれる犬がいます。

著者紹介

大塚 敦子 (オオツカ アツコ)  
1960年和歌山市生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。商社勤務を経て報道写真を撮り始め、パレスチナ民衆蜂起、湾岸戦争などの国際紛争を取材。92年以降はアメリカとヨーロッパを舞台に、死と向きあう人々の生き方、自然や動物との絆がもたらす癒しなどのテーマに取り組んでいる。エイズとともに生きた女性の記録で98年度「準太陽賞」を受賞、『いのちの贈りもの―犬、猫、小鳥、そして夫へ』(岩波書店)にまとめる。写真絵本『さよなら エルマおばあさん』(小学館)で、2001年講談社出版文化賞絵本賞、小学館児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)